子乗せ自転車と言えば圧倒的に女性モデルが多いですよね。
中々男性向けのモデルがどんなものかイメージがつかない男性も多いと思います。
自分の場合は保育園送迎を自分が中心となり仕事の行や帰りに送迎を行っています。
各家庭、色々なやり方があると思いますが、うちの家庭では行と帰りは妻と自分で入れ替わりで二人の子供を別々の保育園へ送迎しています。
妻の出勤退勤時間と自分の出勤退勤時間の違いを利用して、入れ替わり送迎を行っていますが、基本的に職場が近くの自分は自転車で息子を送って自転車で娘を迎えに行ったり、天気が悪い時は息子を迎えに行ったりと臨機応変に対応しています。
そんな生活を現在5年間続けてきましたが、今日で娘も無事に卒園する事が出来ました。
雨の日も風の日も、毎日自転車でカッパ着て汗だくになって夏の雨の中を走ったり、真夏の炎天下の中もいつも走り続けてきた我が家の子乗せ自転車を紹介していきたいと思います。
そして、我が家の愛車はまだまだ息子や娘の学童へとこれからも走り続けるでしょう。
男性向け子乗せ電動自転車【5年間乗ってみた】
結論からお話すると、子乗せ自転車に男性が乗る場合お勧め出来るのは大径ホイールの大柄なモデルになります。
車輪の小さなモデルで前後に子供が乗れるモデル等ありますが、それでは荷物が何も載せられないので近所の散歩程度にしか使用できないので全く実用的ではありません。
また、自分の様に仕事もそのまま自転車で行く方は、自分の荷物と子供の保育園鞄とお昼寝のお布団等の荷物を一度に積載して子供を乗せて自分も乗る必要が有ります。
かなりの荷物になりますので、前に子供もう一人乗せるモデルはあまりお勧め出来ません。
自分の場合はハンドルや子供の座る椅子の部分が足に当たって漕ぐことすら出来ませんでした。
どうしても自転車での二人以上の子供の送迎が必要な場合、夫婦で協力して上手く時間を分散するなど工夫する事をお勧めします。
子乗せ自転車に乗せられる子供は一人が恐らく保育園送迎やお買い物の際は限界だと思います。
人が乗って移動するだけの用途で今回は紹介していません。
実用的に保育園送迎と通勤に使用する事や子供を連れて買い物に行くなどの場面を想定してお話を進めていきますので、ご理解下さい。
休日に子供とサイクリング程度の使用であれば、子供二人載せられる自転車も荷物が乗らなくても近所を走るだけになると思うので、使用環境によってはお勧め出来る場合もあります。
今回は、実用性に絞ってお話していきます。
男性にお勧め出来る子乗せ自転車
当時のカタログですが、ぎゅっとアニーズシリーズの深い緑色を買いました。
このギュットアニーズシリーズは、車輪も大きくハンドル周りがかなりスッキリしています。
大柄な自分でもハンドルが膝に当たって曲がれない事も一切なく、シティーサイクルに似た形状になっています。
タイヤもブロックパターンなので、オフロード走行も余裕です。
ブレーキは最終的に子供が大きくなってきて荷物を乗せた状態ですと、130キロ以上の重量になる為全く止まれなくなります。
一応24キロまでは電動アシストしてくれますが、何かあっても直ぐに止まれないので確りと事前減速をして走行する事が大切です。
130キロと言えば、今乗っているビッグスクーターと同じ重量です。
ビックスクーターは前後に油圧のディスクブレーキが付いています。
そういうレベルの重量ですので、必ずスピードの出し過ぎには気を付けましょう。
下りの坂道は降りて押すくらいで調度いいと思います。
男性に進める子乗せ自転車の乗り方
子乗せ自転車の電動アシストのパワーはおよそ競輪選手一人分の出力があります。
また、最高速度のアシスト制限24キロも速すぎるくらいだと思います。
一度自分もフロントフォーク丸ごと取り替えて家にあるフレームばらして油圧ショックと油圧ディスクブレーキに前後変更しようかかなり悩みました。
しかし、メーカーの保証が受けられなくなることは当然ですし、フレーム自体過度な負担に耐えられる作りにはなっていません。
普通の自転車よりは相当丈夫で重たい作りにはなっていますが、だからと言って大きな制動力を導入したら当然ほかの場所への負担も増大します。
当たり前ですね。
大きな事故になる危険性もあります。
子乗せ電動自転車のブレーキがなぜ明らかに甘い仕様なのか
- 急ブレーキによるタイヤロックと転倒を防ぐ為(運転するのはあくまでも女性主体の開発です)
- 電動アシストでスピードは出るが、過度なスピードの出し過ぎを抑制する為
- 止まらないブレーキなので、速めのブレーキと早めの減速の安全運転を自然と促す
大切なのは、搭乗者の安全第一という事!
無理な事が出来ないように作られているんですね♪
以上の3点から、子乗せ電動自転車はそもそもスピードなんて出して乗る乗り物ではありませんし、あれだけの重量で猛スピードで走っていたら子供が乗っていなくても危険です。
なので、どんな時も安全を確保する意識を持ちつつ運転出来るよう開発されているのではないかと自分は思います。
子供と自分の命を乗せる自転車です。
そして、周囲の人も事故に巻き込む危険性が高いです。
自分は確りと毎年点検と整備を受けて自転車保険にも加入しています。
今や当然になっていますし、自治体によって任意保険の加入は義務化されている様ですね。
ですので、電動アシストに頼った無理のある運転を避けるベく、極端に甘いブレーキの作りになっているんじゃないかと自分は感じています。
これが実際に5年間子供を乗せて走り続けてきた結果わかってきたことです。
ただでさえ、協力なアシストモーターが付いていますし、当然の如く上り坂なんてスポーツバイクよりよっぽど早いです。
上り坂でも24キロまでアシストしてくれますから、ゼロスタートで坂道上りだしても前を取られたことは一度もありません。
そりゃ選手クラスの人が本気で漕いだら勿論電動とはいえ置いていかれますがね。
当たり前ですけど。
平地は誰が漕いでもスポーツバイクの方が早いです。
何より、子乗せ自転車は安全第一にゆっくりと余裕をもって乗る乗り物ですから、競うように走る必要もありませんしね。
何より、子供も荷物も自分も乗っている状態であれほど楽に移動できるのは非常に助かります。
急いでいる時こそ、何が大切なのか確りと考えて適切な運転を心がけましょう!
まとめ
男性が子乗せ自転車を購入する際は、やはり車輪の大きさとハンドル周りの取り回しの良さが最も重要だと思います。
膝にハンドルが当たって曲がれなくてこけたり、前に子供用シートが付いているからガニ股で漕ぐしかなくて力が入らないとか。
そういった不便な自転車は絶対長く乗っていられないと思います。
そのうち嫌になって車使って送迎とか奥さんが送迎するようになりそうですね。
体に合っていない乗り物で、しかも重さに振られながら運転する訳ですから、乗りにくいし危ないしで続けられないと思います。
なので、自分は実際に妻と兼用して乗ってみて、186センチの大柄ではありますが問題なく毎日乗ることが出来ていますしなんの不便もありません。
後ろの席に子供用の雨除けカバーもつけていますので、雨の時は子供を下ろしたら自分の仕事の荷物を入れて濡らさずに移動できますし、急な雨でもカッパなど細かな装備品も雨に濡れない荷室として使用できますし、パナソニックのギュットアニーズシリーズは汎用品が大概取り付け可能なので、OGKなどの社外品も使用できています。
後々どうしてもハンドル部分に子供のシート取り付けが必要になった時も、汎用品が使用できますし、カゴの取り外しも必要ありません。
荷物の積載を確保しつつ、子乗せシートを増設する事も可能なモデルになっています。
さすがに5年間毎日使用していると、駆動系がかなり弱ってきます。
もともと物凄い力でめちゃくちゃ重たいものを動かす部分ですから、ギアの減りやチェーンの伸びもすごいです。
自転車屋さんで毎回定期整備をお願いしていますが、上手くギアを入れ替えたりして摩耗部分をごまかして部品を使用してもらっていますが、次おかしくなってきたらい一式交換で1万5000円程度は部品交換に必要になるようです。
これからも乗ることが出来るのであれば安いものですね。
しかし、普通の自転車に比べるとやはり出費はかさみます。
ロードバイクなどに比べたら全然やすいものですが、ママチャリである事を忘れてはいけません。
やはり、それなりに整備費用も必要になりますので、なるべく一人の時はパワーモードは避けてオートモードなどでいたわって乗るようにすると長持ちすると思います。
多少急いで早く漕いだところで到着時間は1分も変わらないんですし。
また、我が家では完全に倉庫内保管なので錆は一つもありません。
雨風は二輪車にとって大敵です。
定期的なチェーンメンテも必須です。
バイクも自転車も直ぐに水気で錆びてダメになってしまいますので十分注意しましょう。
では、この記事が世の育児に奮闘する男性保護者の皆さんのお役に立てば幸いです。
男性でも積極的に育児をして行くと、中々女性の世界感の中に入っていく事になる場面も多く苦労もされている事でしょうが、頑張っていきましょう♪
当たり前ですが、他の家庭の旦那さんにガンガン話しかけて仲良くしてくる母親と言うのも普通に考えたらいませんからね(笑)
お互いある程度の線引きの中でコミュニケーションを子供を通じて取っていく事になりますから、そのうち仲間が増えてくるはずです。
自分は、雨の日も風の日も自転車で来るゴッツイおっさんという、自分のスタイルを貫くまでです!
では、最後まで読んでいただき有難うございました(^^)/