トゥデイAF61を快適にカスタム!ハイスピードプーリーなどセッティングを解説

バイク
Todai-AF61
  • 快適な速度でトゥデイを運転したい
  • 快適仕様にする装備を知りたい
  • ハイスピードプーリーやウエイトローラーのセッティングを知りたい

トゥデイは安いですがあまり走りと装備はあまり快適とは言えず、少しでも自分好みにして乗りたいという方も多いのではないでしょうか。

主に4スト(4ストロークエンジン)スクーターは駆動系で最高速度をコントロールされています。パワーアップ系カスタムは時速100キロ以上を目指すような人以外は、まずは考える必要が有りません。

時速70キロを上限とする場合、駆動部分と若干の排気効率をカスタムする事で快適な加速と燃費維持が可能です。重要なのは、バランスのとれる最適解をウエイトローラーセッティングで探す事です。

ぶーさん
ぶーさん

過去に所有していた車両のカスタム記録より、トゥデイAF61のカスタムとセッティング方法を解説します。

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基本カスタムの重要点

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トゥデイに限らず4ストスクーターは駆動系で速度制限をする仕組みになっています。例えばエンジンに純正で70キロ出るポテンシャルがあったとしても、駆動系に制限を与えて走れないようにしているイメージです。

実際にハイスピードプーリーに交換すると一気に最高速が伸びます。単純にランプレートの面積や角度が変わる事で、高速走行できるだけのギアを与えるイメージです。

なかった部分を作ってやる事で、その速度領域まで加速していける事になります。通常の街乗りであればこれで十分な速度域を確保できています。

80キロ以上出したいという人は、更にコンピュータ部分にその速度域の走行データが無いため、CDIで空白の速度区間のデータを足してやることで確りと走ってくれるようになります。その場合、ボアアップ・ハイカム・バルブスプリングの交換が必要になります。

バルブスプリングを交換しない場合、バルブサージングという現象を起こしてエンジンが破損する原因となります。

個人的にはそこまでやる事はオススメしません。バイクの寿命を考えると、想定外の速度域ですので焼けてしまう可能性が出てきます。デメリットが比例して大きくなる事を覚えておきましょう。

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おすすめ快適カスタムメニュー

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パーツ詳細
マフラーストリートマジック リプレイ
ジェットニードルホンダ純正/ズーマー用ジェットニードル
プーリーキタコ/ハイスピードプーリータイプ3
ウェイトローラーデイトナ5g×3個6g×3個=6個33g
タイヤダンロップD306
サスペンションSP武川リアショックアブソーバー
冬用ハンドルグローブ2輪館オリジナル
パニヤケースコーナン キャリングケースタイプ
バッテリーディーラーでゲルタイプに交換
ヘッドランプ強力ハロゲンバルブ
オイルホンダ E1
※赤色文字は重要点

基本的には赤文字の部分さえ守れば、70キロ程度の最高速が出て初速も純正よりはるかに速いトゥデイを作る事ができます。それ以外の部分は快適を求める内容になります。

表内で更に重要なのが、ウエイトローラーの重量です。5g×3個と6g×3個の計6個で33gです。純正セッティングで走行した場合、燃費がかなり悪化しますし、低速でかなり後悔するレベルでもたつきます。

自分で簡単にできる作業

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自分で簡単にできる作業が沢山あります。時間が無い方や、作業経験が無く不安な方はお店にお願いする場合が多いと思いますが、短い時間でも自分で作業して安く速くパーツ交換できる場合もありますので、そういった作業を中心に簡単に紹介します。

ジェットニードル交換

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純正ズーマージェットニードル

ジェットニードルの交換は簡単で安くて効果が大きいのでオススメです。また、マフラー交換して抜けが良くなっている場合、簡単にガソリン流量を変える事ができます。

今回紹介した内容では、マフラーを交換して排圧を逃がして高速域まで伸びるような使用になっていますが、ニードルを交換しないと長期的にエンジン不調に繋がる可能性もあります。何かしらの方法で調整する事をお勧めします。

≫ズーマー純正ジェットニードル

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純正ズーマージェットニードル

純正のズーマーのジェットニードルは先が滑らかに尖っています。

≫トゥデイ純正ジェットニードル

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トゥデイ純正ジェットニードル

トゥデイの純正ジェットニードルは先端が段付きになっており、この段のせいで出力性能が抑制されなめらかな加速を邪魔される事になります。

マフラー交換の際に一緒に交換すると適切な燃焼と排気が可能です。半年間乗りましたがプラグの焼けも適切でした。

≫ジェットニードル交換

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ニードル交換

ジェットニードルの交換は簡単で、メットインがネジを外すと外れますが、その真下に直ぐキャブレターがあります。上の蓋を外すとへッとニードルが見えますので、取り出してズーマーのジェットニードルを穴に入れるだけです。

マフラー交換

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マフラーの交換も簡単でお勧めです。スタンドを立てて、下からネジを外して付け替えるだけです。マフラーのガスケットも新しい物が付属している場合が多いですが、マフラーの排気漏れや錆による穴に備えて液体ガスケットを安いので用意しておくと便利です。

気になる音量ですが、限りなく純正に近い物を探していました。Replayは若干チャンバーの様な甲高い音が混じりますが音量レベルでは純正同等です。

排気効率の方ですが、純正同等品ではありますが若干効率が良くなります。抜けが良くなるので、燃調は調整した方が効率よく走りますが、必須かと言うとやらなくてもプラグもおかしな焼け方はしていなかったので許容範囲内といった感じでした。

純正と交換するだけの場合、若干低速域の加速感は損なわれ音が甲高くなりますが、高速域で伸びるようになります。

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ヘッドライトバルブ交換

Headlight-Replacement

ネジを外してヘッドライトを丸ごと取り外します。

Headlight-Replacement

電球のガラス面を素手や油の付いた手袋で触らないように気を付けて差し替えます。あとはもとに戻して完成です。

トップケース取り付け

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トップケースは荷台にネジで台座を固定するだけで完了です。ケースの方は簡単に脱着できる構造になっている事が一般的です。安価な物でもケースの脱着は簡単です。

オイル交換

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50㏄は特に乱暴に扱いがちですので、便利な分オイルだけはマメに交換しましょう。自宅で簡単に交換できます。

用意する物は、エンジンオイル・ポイパック(オイル吸収処分材)・パーツクリーナー・交換用オイルドレン(オイル用ワッシャー)の4つです。

≫交換作業

oil-change

オイルもスタンド下マフラー側から覗くとボルトが1本自分の方へ向いて付いています。そのボルトを外すだけです。オイルが若干飛び出すので事前に真下にポイパックを設置しておきます。出てきたオイルは燃えるゴミなど地域の指示に従って処分するだけです。

外したボルトはオイルが止まったら新しいドレンワッシャーと共に取り付けます。反対側へ回ってオイルレベルゲージの場所から新しいオイルをゲージを見ながら入れて完了です。一度エンジンをかけて、再度減った分を継ぎ足せば更に完璧です。

ポイパックに関しては、安くてもサイズの大きな物を購入すると捨てる時に苦労する事になります。ゴミ袋代がかかりますので、1リットルにより近い物を選んで用意しましょう。原付のオイル料は700ml前後ですので、大きなものは必要ありません。

冬用ハンドルグローブ

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冬用ハンドルグローブは2輪館のセール価格900円台で購入したものですが有るとかなり快適に冬を過ごす事ができます。見た目は良くありませんが、機能性は一度使用したら手放せなくなります。

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これがあるとすこしモッサリしたイメージになりがちですが、機能性は一押しです。

防犯アラーム

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気持ち程度の防犯アラームを設置していました。取り付けが簡単な物を選んで取り付けるだけでも盗難多発地域では効果がありますのでオススメです。

下のリンク内商品は現在私がバイクに使用しているモデルです。メットインやポケットに耐震マットで引っ付けて固定するだけで取れませんし、電池式ですが今の所1年程切れていません。音量調整も周囲の環境に合わせて出来ますし、振動検知も敏感で優秀です。

お店に任せた方が良い作業

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<自分で作業しない方が良い関連個所>
  • 走る
  • 曲がる
  • 止まる

バイクや車には専門知識なく作業しない方が良い箇所がいくつかあります。上の3項目に該当する箇所は、特に自分や他人の命に係わる箇所ですので整備は専門家へ依頼する事をお勧めします。

ただのネジ一本の締め方や規定トルクピッタリなのかどうか。この1つをとっても大きな故障や事故につながりかねない箇所となります。

特に、トルク管理が出来ていない車両は要注意です。とりあえず強く締めていては、内部機関やエンジンのシャフトごと破損してエンジン丸ごと交換になるケースもスクーターの場合発生します。

<お店にお願いする場合>

お店での作業を依頼する場合、他の作業と同時にお願いする方が作業工賃がかなり安くなるのでオススメです。

割引と言う意味ではなく、タイヤの交換であればバイクは前後輪全て分解する事になりますので、分解作業の序にブレーキの交換をお願いしたり、ベルト交換の時にプーリーとウエイトローラーの交換もお願いします。

そうすると、1つ1つの作業に発生する作業工賃が1回の作業の序に作業できる為、一番高い作業工賃の支払いだけで済みますので結果的にパーツ1つ分くらいの節約になります。

ショックアブソーバーとハイスピードプーリー交換

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ショックアブソーバーは3,000円程度の安価で導入でき、荷物を乗せる事がある方は間違いなくカッチリして運転しやすくなります。

自分で作業する場合、ジャッキを使用する事になりますが非常に不安定な状態での作業になりますので、知識や経験のない方は避ける事をオススメします。

<自分で修理交換をやってみたい人>

どうしても自分でやってみたい人は、ゆるキャン△でお馴染みビーノを不動車から直した際の駆動部品交換手順を紹介していますので参考にしてください。

基本的にはクランクケースはボルト数本で簡単に固定されていますので簡単に分解できます。開けてプーリーの取り外しに専用工具の「ユニバーサルホルダー」が必要となります。

作業自体はいたって簡単ですが、必ず規定トルクを守る事が重要です。トルクを掛け過ぎるとエンジン事交換になりますし、トルクが掛かっていないとクランクケース内部で破損する事に繋がります。

プーリー・ウエイトローラー・ベルト交換詳細はこちら!

外装補修も簡単

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トゥデイは外装の補修も簡単にできます。単純なフォルムに簡単な形状と安価な塗料ですので、元々難しい塗装ではないからです。

塗装事例

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激しく転倒した際に実際に修復しました。使用したのはホームセンターの艶アリラッカーとクリアのみです。一見解らないレベルまで修復できます。

≫研磨

Body-Polishing

塗装前にまず表面を研磨してから脱脂します。

≫ブラック塗装

coating

ブラックカラーを何度か塗り重ねて乾かす事を繰り返します。

≫クリア塗装

coating

最後にクリア塗装を施して完了です。鏡面になって綺麗に出来あがりました。

元の塗装が安っぽいので、雑な塗装でも気にならない程度に補修する事が可能です。こんな所でも安さが味方になってくれます。

まとめ

Todai-AF61

トゥデイは安さが魅力ですが、この安さと手軽さが一番楽しめるポイントです。通勤でスムーズに走り、荷物は沢山載せられますし少しカスタムすると重さも苦にならない駆動力も手に入ります。

価格に対しての性能は相応ですが、総評してトゥデイAF61 は可能性を秘めた車両です。適切なカスタムで日々の生活をより快適に楽しくしてくれる事は間違いありません。

私はこのバイクを災害で水没するまでメーター2回転分の距離を走行してきましたが、全く問題なく走れていました。耐久性も十分だと思います。

今回紹介したカスタムを参考に、一度通勤の脚から一歩進んだバイクライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ぶーさん
ぶーさん

最後まで読んでいただき有難うございました。

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タンデムスタイルの単独取材記事と特集記事にて私やバイクチームのバイクライフについて複数ページで紹介いただきました。コミュニティの作り方やチームの運営、わたし個人のバイクライフについてもお話ししています。

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私はタンデムスタイルの取材記事と特集記事でデグナー製品をお勧めしています。

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