2020年に新しくなって発売されたN-MAXシリーズに搭載されたYamahaMotorcycleConnect略称Y-connectが実際にどの様な仕上がりになっていて、どの様に活用でるかを私が日常的に使用した感想を織り交ぜてに解説していきます。
Y‐Connectの使い方や大まかな概要が気になる方は、是非参考にご覧ください。
Y-connectは長距離ツーリング向き
まずは結論から説明します。
Y-connectは日常生活で使用する場合、かなりの割合でその用途が限られます。
- 毎日の通勤等の距離が短い人
- そもそもエンジンかけたら直ぐに発進するタイプの人
- 運転自体に集中したい人(集中力を乱されたく無い人)
- バイクにスマートホンを取り付けて走行する事が無い人
こういったタイプの乗り方や使用環境の人にはお勧めできません。
短距離や普段のお買い物向けの作りにはなっていませんし、メンテナンス情報の閲覧も可能な仕様にはなっていますが、そもそも車体のメーターが多機能なので同じ機能をメーターパネルから左ハンドルのパッシングスイッチの様なスイッチで閲覧モードを切り替えて直接車体から確認できます。
アプリを車体と同期させてスマホをポケットに突っ込んでおいても一部の情報自体は取得できますので、降車後確認する事も可能です。
Y-connectのコンセプト
そもそも、Y-connectはバイクにステーを付けて、スマホホルダーでスマホを車体と固定して使用する前提になっています。
そうしなくても使用できる機能もありますが、先ほど説明した通り車体に取り付けられているメーターから直接確認できるのでアプリを使用するメリットはあまり感じません。
ツーリング等楽しむユーザーへ向けた仕様を意識しているようです。
メーターパネルの機能性
そもそも、新しくなったN-MAXのメーターパネルは優秀。
左手のスイッチでVベルトの交換時期やオイル交換時期、ODOメーターや平均燃費等すべてが確認可能です。
アプリに接続していると、上の写真のようにAppマークと携帯電話の電池容量が表示されます。
着信やメッセージはパネル最上部のABSランプの並びに表示されます。
受信したメッセージや電話応答は出来ません。
メーターその物の視認性が良いので、自分はメーターパネル気に入っています。
Y-connectにだけ出来る事
Y-connectにしか出来ない事もあります。
- トップ画面だけでバッテリーとオイルの状態が把握出来る。(メーターはスイッチ切り替えで確認でします。)
- エンジンの回転数やエコ運転指数や吸気温度や細かな水温等の走行時の車体の状態を把握することが出来る。
- ODOの走行距離をトップ画面で確認できる。
- 車体とconnectしていなくても前回のアクセス記録から車両の状態を家の中でゆっくり確認できる。
- 最終停車位置をGPS情報から地図を使って案内してくれます。
これら機能は走行時に非常に役に立つかと思います。
慣らし運転や真冬の暖気運転等、車両の状態をより細かく把握する事ができます。
メーターでは水温が大まかなゲージで確認出来るだけになります。
ツーリング向きメーターデザイン
メーターのデザインは二種類から選択可能ですが、こちらのメーターデザインは比較的走行状態に特化した機能とデザインになっている印象です。
このメーターデザインはツーリングの時にスマホホルダーにつけて観察すると楽しいかもしれませんね。
燃費確認で節約
実際の走行燃費も記録を付けてくれるので、スマホを固定していなくても通勤時間がバイクで何十分も掛かる方であれば、アプリ起動して接続して燃費を知る事も節約に繋がったりして良いかもしれません。
自分は通勤に2分しか使用しないためアプリ繋いで画面設定してる間に会社に到着してしまいそうな近さなので、アプリの連帯機能自体を毎日は使用していません。
チョコッとアドバイス
「使用しない」ワードで思い出したので少し話は変わりますが車体の機能の話を少し。
車体に付いているアイドリングストップ機能を自分は使用していません。
車のようにアイドリングストップ用バッテリがバイクには使用されていない為、一定距離走行してバッテリーの充電を補える走行環境でない限り、バッテリーの使用電力量の方が上回り、バッテリーの早期交換や保管時のバッテリー上がりに繋がりやすいです。
最近の新しいスクーターでは当たり前となっていますが、キックスタート用の足で踏むレバーはついていません。
自分のように1日2回程、しかも短距離しか走行しない場合はバッテリー単体としては特に不利な利用環境になります。
冬場だとエンジン温まる前に目的地に到着してしまうのもやはり車体には優しくありません。
暖気とアイドリングストップ機能のご利用は計画的に。
メンテナンス向きメーターデザイン
自分の場合、毎日乗るわけではありませんので日常の動作確認の状態維持の為に数日に1回暖気運転を行います。
その際、水温も確りと表示されますし、アクセル開度も視覚的に見やすい為、もっと良く利用しています。
まとめ
Y-connectは使用目的に合わせて自分で必要な情報取得するのに適していると感じました。
自分自身は、長距離乗る時はY-connectを接続してスマホをポケットに入れています。
降車後に走行燃費が知りたいからです。
自宅でメンテナンスするときはアイドリングや水温を把握する為に使用しています。
なにせ、あれこれと子供に振り回されがちな日常なので、殆ど使用する事の無いアプリです。
しかしながら、自分に時間的余裕があれば出勤前に朝からじっくりコンディション確認してスマホホルダーにスマホつけて走っていたかもしれませんね。
今回Yamahaから先ずはN-MAXシリーズに初搭載となったY-connect。
個人的には、今後のバイクの在り方や可能性を広げていくという意味で非常に興味を持った機能の1つですし、今後この機能がYamahaのバイクに搭載されていく中でどのように成熟して行くのか。
そういった期待を込めて、Yamahaのやる気きに期待して今後のバージョンアップを期待しています。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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タンデムスタイルの単独取材記事と特集記事にて私やバイクチームのバイクライフについて複数ページで紹介いただきました。コミュニティの作り方やチームの運営、わたし個人のバイクライフについてもお話ししています。
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