この記事では、車両購入からカスタムやチューニングをして手放すまでを体系的に紹介し、アルトワークスHA36S に乗りたい方やカスタムやチューニングしたい方の疑問を解決を目的としています。
私の紹介するカスタムやチューニングの内容は、主にチューニング寄りのカスタマイズが多いです。車両出力関連は完全にチューニングです。
私は、これまでプライベートや仕事で沢山の車をカスタムやチューニングしてきました。車のカスタムチューニングは非常に奥が深いです。
この記事から以下のような事がわかります。
くるま歴17年の私が経験を凝縮して解説します。
アルトワークスHA36Sで90馬力オーバーを狙う
カスタム車を作るためには順序があります。私の場合は車に求める必要な機能を満たしつつ、休日にサーキットを走れるような、オールラウンドで活躍する車両造りをコンセプトに車両選定を行いました。
自分が「その車で何をしたいのか、どのようになりたいのか」を明確にして車両制作の為の計画を立てます。そして、自分の制作する車両を活躍させるステージを決めます。
私の場合は、子供の送迎や買い物もこなせて休日には最寄りのサーキットを走れるように出力特性と足回りや駆動系のセッティングをコースに合わせて行いました。
トータルバランスの考え方
車のカスタムはトータルバランスがとても重要になります。出力特性を上げる為には、何か1つの部品を変えるだけではパワーダウンしたり走行特性が変わってしまいます。
ドレスアップでも同じことが言えます。エアロパーツは同じメーカーで揃えてフルエアロで交換するとカラーバランスや全体の見た目のバランスを取りやすくなります。
車高も、前後バランスをとると洗礼された印象になりますが、前上がりのままではイマイチな印象になってしまいます。
パーツはカスタムやチューニングをする上で「必要だから交換する」ものであり、とりあえず交換するものではなく、必ず「パーツ交換がカスタムの着地点」になる必要が有ります。
パーツ発進でカスタムを進めると必ずバランスが崩れてくる事になります。
パーツの上手な入手方法
いろんな車を乗り継いできましたが、結果的に「後からお金を掛ければかける程損をする」という事をこれまで経験してきました。
何故かと言えば、まとめ買いの割引も効も無く、小分けで買う事で毎回仕入れ先の仕入れ単価やパーツ送料など掛かってきてしまいます。
小分けで買えば買うほど別途必要な費用が掛かりますし、車屋さんにパーツの取り付けを頼む場合は全て毎回作業工賃が発生してしまうからです。まとめて取り付けすれば、バンパーなど大型部位の脱着工賃等1回分で済みます。
こうした積み重ねを想定して1回で纏めてパーツを購入してしまう事が、最も効率よくコストを抑える事につながります。車をカスタムする上で大切な「トータルバランス」の考え方が重要になって来ます。
そういった意味でも、一度にパーツをそろえて車両を仕上げる事が最も効率よく車両にも優しいカスタム方法になって来ます。
特にチューニング分野では、1つの部品を交換する事で車の内燃機関のバランスが崩れて故障に繋がる原因となります。
中古車両入手方法
中古車の購入方法は、実際に見て購入する「店舗購入」とオンライン情報を元にオークション会場で車屋さんに実車確認をしてもらい購入する「業者オークション落札」の2点が主な入手方法です。
私は個人的な車両購入はこれまで業者のオークションでしか購入したことがありません。オークション購入を利用する場合には注意点があります。
店頭購入はまだ目で見て購入できますが、オークション購入は最終的な判断はオークション会場での車屋さんの判断になります。必ず詳細に打ち合わせを行い、希望する内容を間違いなく伝えましょう。
中でも特に、外観や内装は見える部分なので確りとオークション書類上にも評価が記載されていますが、細かなボンネット内やギアボックス内部の詳細は解りません。
わたしが今回仕入れたアルトワークスHA36Sは何も書いてありませんでしたが、ローポジションレールやLSDや簡易コンピューターが組み込まれていました。
これまで見えない部分の情報が無いのがオークション情報のデメリットです。確りと車屋さんに会場で確認してもらうようにしましょう。
実車カスタム紹介
カスタムを進める際に重要な事は「最初に方向性を確りと決める」事です。方向性が定まっていない状態で始めるカスタムは無駄な時間と無駄な費用を消費し、車両を痛めてしまう事にも繋がります。
私は今回入手したアルトワークスHA36Sの入手前に、車両カスタムの方向性の決定と必要なパーツの選定や見積もりを自分で作成しました。その見積もりをパーツの卸業者とすり合わせし、業者へ発注するパーツと自己発注するパーツを事前に選定ました。
事前に必要なパーツを選定する事でカスタムの方向性が定まり、車両入手価格にどれくらいの費用を回せるかはっきりとします。ゴールの無いカスタムの旅は、間違いなく楽しくない散財ドライブになります。
車のような高額な物は目的や用途をハッキリさせずに購入するものではありません。必要だから買うものであり、趣味であっても目的があるはずです。この部分をハッキリさせて行動すると、かなり費用を抑える事が可能になります。
自分でパーツ一式の見積もりを用意する事が出来ない人は、カスタムショップに協力してもらい制作を進める事をお勧めします。
カスタムの詳細はこちら!(詳細なパーツリストと見積もり公開中)
まとめ
ここまでアルトワークスの購入からカスタムまでを紹介してきましたが、現在私はアルトワークスを所有していません。
元々カスタム後に手放すつもりで購入しました。さすがにこの記事の為に一台の車を購入してカスタムした訳ではありませんし、欲しかった車種の1つでしたので購入しました。
恐らく人生最後の改造車になるだろうと思い、子供と製作段階から一緒に取り組んで思い出を作って来ました。そんな大事な車との思い出を残そうと思い、購入前からナンバープレートの記念所蔵を希望するつもりでした。
ナンバープレートの記念所蔵とは、簡単には思い出に愛車に付けていたナンバープレートを貰う事が出来る制度です。注意点も紹介しているので、興味のある方は一度確認してみて下さい。
アルトワークスHA36S総評
アルトワークスHA36Sの購入を計画し、カスタムプランやチューニング内容を立てて実際に完成させました。そして、最後は一番高値で売れるタイミングで手放し、思い出のナンバープレートを手元に残す事が出来ました。
実際にこの車両と生活してみて感じたことを率直に表現すると、「可能性の塊」がピッタリだと思います。これまでの人生でハイパワーなスポーツカーでドリフトしたり、鈴鹿サーキットのワンメイクマッチ車両に3年間携わり、レーシングカートにも取り組んできました。
そんな中で感じてきた楽しみを凝縮したような車両でした。モータースポーツの楽しさや家族で過ごす時間をとても楽しい時間にしてくれました。
大規模コースを走れるスペックを更に引き出す事も可能でしたし、ミニサーキットやジムカーナではアクセルを踏み切ってパワーを出し切る走りを出来る車両だったと思います。
そんなスペックを秘めつつ子供の送迎にも不便なく使用出来て買い物もこなしました。歴代アルトワークスを乗って来た経歴もありますが、一番楽しめた車のように感じたのが率直な感想です。もし購入検討されている方がいればお勧めします。
最後に、アルトワークスに関するすべての記事を下記リンクより紹介します。興味のある方は是非ご覧ください。車両購入から売却まで体系的に紹介し、最も損する事無く最短距離でカスタムする方法を各記事にまとめました。
正直個人的にも少し長すぎるとは思いましたが、これでも削りに削った結果です。それだけアルトワークスHA36Sと言う車は魅力が詰まっていたんだと、今この記事を書き終えて感じています。
最後まで読んでいただき有難うございます!
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アルトワークスのパーツはカスタムパーツ専門店での購入が安心です。私の関わりのあるショップも掲載しておられるので安心して購入していただけます。
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中古車探しに自信が無い方はプロに頼んでみましょう。無料ですので一度利用してみてはいかがでしょうか。
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中古車両の選び方や注意点を紹介しています。購入検討中の方必見です。
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