フィットGP5で車中泊【滝も凍る極寒対策】

  • フィットシャトルじゃなくても車中泊出来るの?
  • フィットGP5で快適車中泊する方法を知りたい。
  • 車中泊を快適に過ごすコツは?
  • 極寒車中泊を乗り切る工夫を知りたい!
  • 車中泊する場所の選び方を知りたい!

車中泊に行ってみたいけど中々一歩を踏み出せなかったり、今手元にある車で車中泊できるのか知りたい方は多いのではないでしょうか?

私は10年以上、これまであらゆる車種で車中泊をしてきました。

スズキのカプチーノや旧型のジムニーで車中泊した事もあります。

共通して言える事は、どんな車種でも工夫すれば車中泊出来ると言う事です。

今回紹介する車中泊はこれまでの車中泊の中でも最も過酷な氷点下となりました。

最も大切な事は、事前準備と経験です。

この記事から得られるメリット
  • フィットGP5車中泊の実践的車中泊のノウハウを把握できる
  • フィットGP5車中泊に必要な道具を把握する事が出来る
  • 軽自動車から大型バンまで、どんな車でも応用できる車中泊のコツがわかる
  • 車中泊は隙間時間で身近な趣味に出来る事が分かる
  • 極寒地での車中泊のコツがわかる
ぶーさん
ぶーさん

車中泊経験豊富な私が、究極の極寒環境下での車中泊にも耐えうる必要な情報を紹介します。

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車中泊に適した季節と装備

今回紹介する車中泊は、何度も行った車中泊の中で最も極寒の中で行った車中泊でした。

夜間は氷点下5度でしたが、強風と相当な寒さでドアも窓も凍っていました。

起床時の車内温度は1度。

私の場合、車中泊自体は主に秋~冬を中心に行います。

さすがに夏の暑い中エアコンもかけずに窓全開で蚊と対決しながら寝るのは不可能です。

自身の工夫のみで車温度をコントロール出来る季節を選びます。

着る物やガスバーナーで車内温度を保てる冬が一番車中泊しやすい環境です。

子育て家庭なので小さな子供を寝かしつけて、一人夜に出発して車中泊して子供が起きる時間までに自宅に帰宅して片付けを済ませる車中泊が中心です。

隙間時間を効率よく趣味に当てる感じの車中泊ですね。

せっかくの極寒車中泊なので、冬ならではなの車中泊のコツもお話していこうと思います。

元々観光の予定ではありませんでしたが、急遽近くに滝がある事を知り無計画ながら行ってみる事にした時のお話です。

この車中泊の寒さを伝えるため場所選びと、あえて観光してきた滝のお話しもしていきます。

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車中泊に必要な準備

車中泊に必要な物
  • 車内調理の場合、調理器具一式
  • 食材とゴミ袋
  • クーラーボックスまたはポータブル冷蔵庫(電源確保できる場合)
  • 夜間照明用のLED照明複数個(ヘッドライトは手元が見えるのでお勧め)
  • 大容量モバイルバッテリー(最も良いのはポータブル電源)
  • 寝床をフラットにする為のマットやベッド類
  • 耳栓とアイマスク
  • 車の窓の目隠し
  • 車の幅に合わせたつっかえ棒(100円で買えて照明つるしたり何かと便利)

まずは、三重県にある「道の駅あやま」をこの日の車中泊のポイントに決めていました。

バイクツーリングでもよく立ち寄っていましたが、バイカーも休日はかなり集まるスポットになっています。

24時間大型車と普通車の駐車場が解放されており、各種自動販売機や綺麗なトイレが使用可能です。

キャンピングカーも時折見かけます。

使用する車両は、自宅のフィットハイブリットGP5です。

この車での車中泊はかなり極めていましたので、車内にピッタリサイズのベッドやクーラーボックスやインバーターも完備しています。

エンジンを掛ければ一応電力の必要な家電も動かす事が出来ますが、基本的にはエンジンを停止して車中泊するので、インバーターはほぼ使用しません。

小さな車ですが、ハイブリッドなので蓄電している電気で車内の電気製品を動かせますし、走行時に直ぐに充電される為とても便利な車です。

助手席を一番前まで動かして、背もたれを後部席側に倒しこんで、ヘッドレストを取ると、キャプテンスタッグの折り畳みベッドの脚の間に助手席シートの背もたれがピッタリと入ります。

2本の脚の幅が完璧で、背もたれの縦の長さとベッドの脚の間隔、全体のサイズとバランスが非常にいいです。

これは実際に買ってやってみないと解らない事です。

このベッドを使用する方法はフィット以外にも使える方法ですが、シートの背もたれをまたぐ方法は中々試している人少ないと思います。

このベッドを使用する方法を使用すると、安定して縦方向の傾斜を気にすることなく睡眠をとる事が出来ます。

どんな良いマットを買うよりも、ベッドを買うのを強くお勧めします。

自分はベッドの上にエアーマットと羽毛のシュラフで快適に過ごしていました。

100円均一で売っている滑り止めマットをベッドの足に巻き付けておくと位置がずれなくてちょうどいいです。

しかも、傾斜があっても足と頭の部分をベッドで角度調節できますので傾いて寝にくいことも無く快適に過ごす事が出来ます。

目隠しは節約の為に全面カーテンとサンシェードで覆っていましたが、専用の断熱タイプをお勧めします。

外から丸見えな上に、断熱性も全く無いので寒さは着込む衣類や暖房機材で賄う事になるので結局費用面では変わりません。

また、夏にも確り断熱してくれるので夏場の車内の暑さ対策やエアコン稼働による燃費改善にも役立ちますのでお勧めです。

氷点下の中車中泊

実際にセッティングを整えるとこの様になります。

皆さんの予想以上に頭上も広いし快適です。

頭の上のカーテンを開けると星空を眺めながら眠る事が出来ます。

ちょうど座って写真撮っている位置に、テーブルを置いていますので、寝ている時も無くしそうな物は置いておくことが出来ます。

運転席上のつっかえ棒に照明や上着を掛けておくことが出来ます。

小学生なら身長にもよりますが、子供もう一人くらいは横のスペースに寝る事が可能です。

やっぱり、じかにアルミシート引いたりエアークッション引いたりするより、ベッド使って地面から距離を取って、平らなベッドの上に暖かいスーペースを作るとかなり快適に過ごせます。

見ての通り、目隠しだけがどうしても手抜きなので寒さを防ぎきれません。

防寒も兼ねた車種専用のサンシェードがあるとかなり快適ですね。

車内での調理と食事

車内調理注意点
  • 調理スペースは平行に(吹きこぼれる危険あり)
  • 熱湯取り扱いの際は絶対火傷しないように(社外で湯を注ぐ等)
  • 刃物類の取り扱い(けがをしても直ぐに移動できない)
  • ガスを使用する際は窓を開ける(開ける量が解らなければ全開に)

とりあえずオヤジが家から抜け出してやりたい息抜きなんてたかが知れています。

ツマミを作って一杯飲むくらいのものです。

上記注意事項を守って絶対にケガや事故の無い様にします。

この時は色々食料を持って行きましたが、調理するものはポトフ一点だけです。

夕食も子供と一緒に軽く済ませてありますので、外出先での食費は浮かせます。

食材も自宅で加熱調理積みで、あとは軽く煮るだけです。

水筒に熱湯を用意して時短もしてガスを節約します。

時短と共にリスクも減らす事になりますので事前準備は大切です。

車内でガスを使う時は確り窓を開ける事と、天井が低かったり壁に近すぎると熱で内装が溶けたり燃えたりします。

想像以上に熱が周囲に影響を及ぼしますので注意しましょう。

30㎝以上開いていてもプラスチックのパネルがアツアツになったりします。

因みに、一人でコツコツやっている様子をカメラに話しかけながら動画撮影しておき、あとで子供と一緒に父が何をやっているのかを説明しながら教えてあげていました。

小さいうちから少しづついろんなことに興味を持って貰う切っ掛けになっていい取り組みになっていました。

お姉ちゃん
お姉ちゃん

ぶーさんユーチューバーみたいだね!

弟君
弟君

僕もやるー!!

ぶーさん
ぶーさん

皆もう少し大きくなったらまた一緒に行こうね♪

白藤の滝入口へ

さて、オヤジの朝は早いです。

早朝に起床して早速立派な滝でも見てみようと現地へ向かいました。

細い道をふらふらと不安がりながら登っていくとそれらしい場所を発見しました。

一応神様が祀られている場所なので手を清めようとしたら写真の有様でした。

辺り一帯氷です。

水の出所を中心に全て凍っています。

もちろん手を清める事は出来ませんので、とりあえず滝を目指す事にしました。

極寒地用のダウンを着て行っていましたが、あれ着ていなかったら凍えていたと思います。

道中、白藤の滝までしばらく階段や坂道を下りますが、トレッキングシューズで助かりました。

そこら中凍っている状態でしたが何とか歩けました。

至る所から流れ落ちていたであろう小さな滝は全て凍っていました。

白藤の滝本流へ到着

ようやく白藤の滝へ到着しました。

かなり怖い道中となってしまいましたが、何とか到着する事が出来ました。

なにやらセンスのいいバランスの石積みがあったので一枚。

結構山の中に誰かがおいていくこういうの好きなんです♪

自然の中で非常に気持ちのいい場所ですがとても寒いです。

寒いので、とりあえず滝を見に行くことにしました。

流石に大きな滝は凍っていないだろうと思って行ってみましたが、まさかの結構凍っている状態でした。

両サイドの淵は上から下まで凍っていましたし、その周辺の渋きのよくかかる場所は全て凍っていました。

これはさすがに見たことない光景だったので驚きました。

流れているように見えて、完全に凍って固まっていました。

さすがに「来る時期間違ったな」と少し後悔はしましたが、こんなに凍った滝を見る事が出来たので、これはこれで良しとすることにしました。

ぶーさん
ぶーさん

凍っている滝なんて見る事中々出来ませんのでいい経験になりました!

まとめ

冬の車中泊と自然観光の注意点
  • 冬の車中泊は寒いですが、調理の注意事項は必ず守ること。
  • 天候や状況によっては飲酒はしない。
  • 車中泊はいつ職務質問を受けるか解らないので心構えしておく。
  • 冬の車中泊は当たり前ですが、中途半端な防寒対策では凍死しますので注意。
  • 状況判断できない程のお酒は飲まない。(凍死しない為に、常識の範囲内で)
  • 冬の観光地、特に山間部は予想外の事が起こりやすい。
  • なるべく冬のマイナーな観光地は控えるのが無難。
  • 道の駅がたまり場になっていないか治安に注意

色々と注意点を書いては見ましたが、結果的に自分は凍った白藤の滝を見る事が出来たので楽しかったですが、一般的にはガッカリ観光だったと思います。

車中泊を利用して旅費を抑えた観光も、今ではブームとなっていますが、知識の有無が左右する危険が沢山あります。

思わぬ引火や一酸化炭素中毒や車の誤動作やインロックや、自身の車の防犯装置の取り扱い方など、施錠した状態で寝ると思いますが警報が鳴って中からロックできないなどありますので、確りと予備知識を付けてから決行される事をお勧めします。

最近では道の駅も車中泊禁止が多いですので、可能かどうかは事前の情報収集やモーターパークの利用を検討しましょう。

道の駅は結構治安の悪いところも多いので気を付けましょう。

タイヤの跡だらけの駐車場は個人的な経験上お勧めしません。

夜になると爆音の車とタイヤのスキール音で眠れないと思います。

あと、現地で初めてやってみる方法や初めての場所は、避ける方が良いです。

現地で行う車内での取り組みは実際に全て車内でテストしてから実際に行うようにしてください。

これも仕事や趣味でも共通する事ですが、ただ知っている事と、実際に出来るという事は全く違う」という事です。

無駄な時間や危険を招くきっかけになりやすいです。

車の中で、一人で熱湯被って大火傷しても、車の中は運転できる状態じゃないし、自分も飲酒していたりすると大惨事です。

自分は、極寒の時期以外は、駐車場でトランク開けて、自分はそとに出てバーナー調理しています。

狭い場所での調理は危険を伴うのはもう言うまでもないと思います。

また、施設によっては火気厳禁などルールがありますので、気を付けるようにして下さい。

車内事故を防いで便利に過ごすには

やはり、火を使用しない事だと思います。

予想以上の危険性があります。

個人的には、ポータブルバッテリーを購入しようと準備をしていますしお勧めもします。

安すぎると電圧安定性や耐久性に問題があります。

自分もモバイルバッテリーの大型の物を7万ミリアンペア分程持っていますが、コンセントを確り使えたり、ソーラーパネルから充電出来たりする方が便利ですね。

自分は、ソーラーパネルでモバイルバッテリーに蓄電して、その電機で夜間の電気など賄っています。

が、高電圧の電気調理器具を使用出来るメリットはあまりにも大きすぎます。

これから車中泊を検討される方は以下の順番でアイテムを集めて行くと金銭的にも負担が少ないですし、大きな出費に備えて資金を工面する時間も取りやすいかと思います。

  1. 寝床に必要な物を用意する。
  2. 夜間の電力を確保する。
  3. エネルギー源に合わせた調理器具をそろえる。

車中泊路線の趣味が無理そうなら、途中からキャンプ路線に切り替えていく事も可能なので、興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。

ぶーさん
ぶーさん

では、最後まで読んで頂き有難う御座いました!

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2万円前後で手に入る高性能ポータブルバッテリーです。

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全国の車中泊出来る道の駅とRVパーク(車中泊専用施設)をまとめてあるのでお勧めの本です。

初めてで不安のある方や車中泊旅をする方には全国網羅されているので事前計画に持ってこいですね。

直接事前確認に行けない場合の情報収集は慎重に。

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白藤の滝観光案内←今回訪問した滝

道の駅あやま←今回宿泊した道の駅

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