ミニトマトの栽培を始めてみたいけど必要な物が解らなかったり、どんなミニトマトの品種を選ぶと良いか解らない人も多いのではないでしょうか。
ミニトマトの収穫時期は主に暑い時期になります。逆算して余裕を持った準備が必要です。
私は家庭で子供と食育を兼ねてプランター栽培を行っています。小さなお子さんのいる家庭でも隙間時間で十分に取り組む事ができるのがプランター栽培の魅力です。その中でも取り組みやすいとされるミニトマトの栽培について紹介していきます。
この記事からは以下のような事が解ります。
- ミニトマトの品種
- 品種ごとのオススメ調理方法
- 品種ごとの収穫時期
- ミニトマトのプランター栽培に必要な物一式
- 栽培に必要な簡単病害虫対策
この記事ではミニトマト栽培に必要な最初の一歩を手助けする情報をお届けします。
プランター栽培に趣味で10年ほど取り組んでいる私が解説します。
ミニトマトの栽培に必要な物
ここからミニトマト栽培に必要な栽培セットの用意を紹介します。ミニトマトは深く根が張る事で上に伸びますので、ポイントを抑えて用意する必要があります。
植木鉢かプランター
まずは植木鉢かプランターを用意します。
オススメは植木鉢タイプです。理由は1株ごとの管理を出来るので移動が楽ですし、病害虫の拡大も予防できます。
重要なのはプランターのサイズです。確りと根を張れる深さが必要ですが、底石を入れたりすると嵩が増してしまう事になります。深さが足りないと、発育途中で根が詰まって枯れてしまいます。
成功させる為に必要な最低限の環境を整えましょう。
支柱
ミニトマトは成長していくと長く上に伸びて行きます。成長をサポートする支柱を準備しましょう。また、支柱に固定するには麻紐を使用して八の字にくくるのが昔ながらの植物を傷付けない方法ですが手間がかかります。
成長に合わせて固定カ所の移動を頻繁にすることになりますので、簡単に脱着できる簡易の固定具が便利です。
成長をサポートするための支柱に必要な長さは1.5メートルとなります。上に高く伸ばし過ぎても実の付きに影響しますので、途中先端を切除しますから1.5メートルの長さで十分です。
培養土
培養土は野菜用の物を用意する事が適切です。野菜用培養土は野菜づくりに必要な肥料成分などを、バランス良くまぜてあります。
ミニトマトに使用する鉢やプランターは底が深いですので、かなりの土を使用します。大きな袋2つ程あると、途中土が詰まって嵩が低くなり根が出てきますので土を足すときに必要になります。
プランターが扱けて土がこぼれたりと色々と土を足す場面もありますので、手元の培養土には少し余裕を持っておくことをオススメします。
鉢底石
鉢底石は、水や空気の通りを良くするために鉢やプランターのそこへ敷きます。粒の大きな赤玉土でも代用できます。
プランターの場合そこにすのこ（底上げネット）が付いているものもあるので、その場合は鉢底石は使用し無くても問題ありません。
ネットで小分けになっていない鉢底石を使用する場合は、鉢の底約3センチ程度敷き詰めるようにしましょう。
鉢底石はバラバラの状態の物とネットに入れて小分けにしたものがありますが、ネットに入っている物をお勧めします。後々栽培を終えた時に培養土と混ざった鉢底石の分別の手間が発生しますので、ネットに入っている方が片付けしやすいです。
デメリットは植木鉢を使用する際に綺麗に端まで石で覆う事ができなくなります。気になる方は小分けにしていない物を使用しましょう。
種から育てる人はポリポットを使用して種まきから植え付けまでを行いましょう。
化成肥料
化成肥料は野菜の生育に必要な栄養素である「チッ素・リン酸・カリウム」の3つをバランス良く含む化学肥料です。
使いやすいのが特徴で、「一握り約10ｇ」と「一つまみ5ｇ」となっています。
ミニトマトの品種
ピッコラルージュ
ピッコラルージュは目を引くほど濃い赤色が特徴のミニトマトです。
あま味とウマ味が強いのが特徴です。
- 直径2～3センチ
- 生食、煮込み、炒め物に最適
- 収穫期は3月～10月
ピッコラカナリア
ピッコラカナリアはベータカロテンを多く含みます。
- 直径2～3センチ
- 生食、マリネ、炒め物に利用できます
- 収穫時期は3月～10月
マイクロミニ
マイクロミニは果実の大きさが1センチ程と、かなり小さな品種です。小さいですが、確りしたトマトの味が特徴です。
- 直径約1センチ
- 生食、トッピングに最適
- 収穫時期は7月～9月
トスカーナバイオレット
トスカーナバイオレットは完熟すると紫がかった赤色になる為、目に良いと言われています。
アントシアニンを含みます。
- 直径3センチ
- 生食、マリネに利用できます
- 収穫時期は3月～10月
アメーラルビンズ
アメーラルビンズは噛むとパキッとした強い歯ごたえがあります。形は楕円形で黄色い物もあります。
アメーラルビンズの名前の由来は生産地静岡県の方言「甘い→あめーら」ともいわれています。
- 直径1.5㎝～2センチ
- 生食としての利用がオススメです
- 収穫時期は通年
- 原産地：静岡県・長野県
- 高級品種
※アメーラルビンズの苗や種の販売はありません。高級品種としてのブランディング維持の関係でメーカー指定業者又はメーカーのみの取り扱い品種だと思われます。
ルビンズゴールド
ルビンズゴールドは楕円形の黄色いトマトです。
水やりを控え甘さを追求する栽培方法を行います。
- 直径1.5～2センチ
- 生食での使用がオススメです
- 収穫時期は通年
- 原産地：静岡県・長野県
- 高級品種
※ルビンズゴールドの苗や種の販売はありません。高級品種としてのブランディング維持の関係でメーカー指定業者又はメーカーのみの取り扱い品種だと思われます。
アイコ
アイコは細長いプラム型のミニトマトです。
果肉が熱く、中のゼリーが少ないのが特徴で食べ応えがあります。
- 直径3～4センチ
- 生食、ソース、ジャムに使用できます
- 収穫時期6月～11月
イエローアイコ
イエローアイコはプラム型の黄色い品種のミニトマトです。
酸味が少なく、甘みが強い特徴があります。
- 直径2～3センチ
- 生食、ソース、炒め物に使用できます
- 収穫時期は6月～11月
トマトベリー
トマトベリーはハート型の果実が可愛いミニトマトです。
食事の飾りつけにもピッタリです。
- 直径2～3センチ
- 生食、シロップづけに使用できます
- 収穫時期は4月～8月
トマトベリーは全国種苗店にて購入可能です。
病害虫対策
病害虫対策にオススメなのは、昔から農業で使用されているお酢です。無農薬栽培の場合最も人にも植物にも害がありません。
植物内部の窒素バランスを適正に保ち、病害虫の発生を防ぐ高い性能を持っています。
まとめ
ミニトマト栽培に興味を持っていただけたら、気軽に始めてみてもらえればと思います。子供がいる家庭なら子供の教育にも非常に役に立ちます。
自分で作った野菜を食べる喜びを是非皆さんも味わってみて下さい。ミニトマト栽培の準備に関してはこれで問題ありません。
どうしてもネット付きの鉢底石を引いても虫の侵入が気になる方は、プランターや植木鉢の底に虫よけネットを引くと、まれに虫が侵入することがあるので防ぐ事が可能です。
それでも気になる方はプランター用の台を用意して地上から浮かせて栽培すると害虫の侵入もマシになりますのでオススメです。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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ミニトマトの苗の植え替え準備と方法、苗の取り扱いや注意点の紹介記事はこちら。
