ミニトマトのプランター栽培を始めよう!【ポイントを抑えた栽培方法で成功率アップ】

食物栽培
  • ミニトマトのプランター栽培を始めてみたい
  • 何が必要か知りたい
  • 栽培方法が解らない

ミニトマトの栽培に取り組んでみたいけど、よく分からなくて中々手を出せていないという方も多いのではないでしょうか。

Tomato-cultivation-table

こちらがミニトマトの年間栽培表になります。ミニトマトの収穫時期は主に暑い夏です。逆算して事前に準備を進める必要があります。

私はこれまで子供と家庭でミニトマトのプランター栽培に取り組んできましたが、勘違いしていたり情報を知らない事で何度も失敗した経験があります。

大切なのは、重要なポイントを正しく理解する事です。重要ポイントさえ押さえておけば、隙間時間でも十分に取り組めますし、より効率的にプランター栽培の成功率を向上させる事ができます。

この記事では効率的に重要ポイントを抑えた栽培で、隙間時間でも栽培成功率を向上させる方法を紹介します。

ぶーさん
ぶーさん

趣味でプランター栽培に10年取り組んできた私が初めての方にも分かりやすく解説します。

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品種選び

用途に合わせた品種を選ぶ

Tomato-seedlings

まず最初に栽培する品種を決めます。栽培後の用途に合わせ炒め物に適した品種や生食に適した品種など、様々なミニトマトの中から好みミニトマトの品種を選びます。

最初に目的を明確にすることで、あとから用意するものや栽培時期に悩む必要が無くなります。全体的な傾向として、高級品種の収穫時期は寒い時期で一般的な品種は熱い時期となっています。

品種によって種や苗が一般販売されていない品種もありますので、事前に確認してから栽培準備に取り掛かりましょう。インターネット販売で入手可能な品種が大半ですが、メーカーからの卸売店でしか購入できない品種もありますので事前確認は必須です。

ミニトマト品種と調理方法・卸売店限定品種の全国販売店詳細はこちら

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用意するもの

栽培セットの作り方と選び方

Growing-Set

ミニトマト栽培には適切な栽培セットを事前に準備する事が重要です。プランターや植木鉢の深さや支柱の使いやすさなど注意点は複数あります。ポイントを抑えて用意をしましょう。

私は栽培の経験上プランター栽培より植木鉢栽培を推奨しています。理由は以下の3点です。

  • 1株づつの管理が可能
  • 個別管理で病害虫の感染リスクを低減できる
  • 病害虫感染がプランター内全ての株に感染し使えなくなる事を防ぐ
tomato

上の写真内のプランターには2株のミニトマトを栽培している様子ですが、この後1つの株が病気にかかり、一斉に枯れて行きました。植物の病害虫感染による被害は見極めが非常に難しいため、気付くと手遅れの事が多いです。

ミニトマトは台風の時期に栽培する事になりますので、避難する事も想定する必要が有ります。プランター栽培では移動がかなり難しい状況になります。支柱の固定もコツがいるため慣れないと風で倒れて苗や根を痛めてしまう原因になります。

プランターと植木鉢には適正サイズがあり、必要サイズより小さなプランターや植木鉢で栽培すると、根を張れずに成長が止まり枯れてしまいます。プランターのサイズ選びはその後のミニトマト栽培成功を大きく左右するためとても重要です。

プランターと植木鉢の必要サイズ
  • プランターのサイズ:縦30㎝×横65㎝×高さ30㎝
  • 植木鉢のサイズ:縦30㎝×横30㎝×高さ30㎝

※記載サイズより大きなものが必要です。プランターの場合2株を超えると更に大きなサイズが必要です。植木鉢の場合は1株づつの植え付けが基本です。

土と肥料

Soil-Reuse

土と肥料の用意方法には以下の2点があります。

  • 新しく土を購入する
  • 古い土を再利用する

新しい土の用意は十分な量の野菜用培養土を用意します。古い土を再利用する場合は一度土の中の不純物を「ふるい」で取り除き、石灰や土の再利剤を使用して調整を行います。土を調整して2週間ほど寝かせるとより良い土が出来上がります。

プランター、支柱、鉢底石、土の用意方法など詳細記事はこちら

苗の用意と植え付け

苗の用意

Tomato-seedlings

苗の用意には2通りの方法があります。1つは種から育てる方法、もう1つは苗から育てる方法です。私は苗から栽培を開始する方法が成功率が高いのでオススメしています。種から育てる場合はポリポットで栽培を開始します。

時間が無い人は特に種からの栽培ではなく、苗からの方法がオススメです。手間と時間を節約して成功率を高くする事ができます。

苗の用意詳細記事はこちら

植え付け

Tomat- seedlings

植え付けを行う際には、事前に準備してきたものを組み合わせて適切な栽培環境を作ります。

プランターに鉢底石を底から3センチ程敷き詰めた上に土を植木鉢やプランターのフチから3~4㎝の所まで入れます。

植え付けの際は苗を傷めないよう丁寧な作業を心がけましょう。ミニトマトの苗は細菌に弱いため、根や苗の取り扱いの際には傷や根の断裂など注意しながら作業を行います。

作業時の注意事項
  • ポリポットから取り出す際は確り水で中を満たすと取れやすくなります
  • 取り出す時は引っ張らずに、そっと底から押し出したり逆さにすると簡単に取れます
  • 苗や根にダメージを与えないよう十分に注意して作業する
  • あまり深くまで植え過ぎないようにしましょう。
  • 完全に暖かくなってから植え付けを行いましょう

苗の用意・プランター植え替え準備・植え付け作業の詳細記事はこちら

具体的な栽培方法

水やり

ミニトマトの水やりは状況に応じて行う必要が有ります。基本的には土を手で触った時に乾いていたら水を植木鉢やプランターの下から出てくる程度の十分な量を与えます。

夏場など気温の上がりやすい時期に入ると、朝と夕の2回の散水が好ましいですが実際に土の状況を見て判断しましょう。水のやり過ぎは根腐れによる失敗のもとです。

苗が育ってきたらやること

苗が育ってきたら支柱へ沿わせるように麻の紐やクリップを使用して固定し、茎の方向を誘導してやります。この時注意する事は、出来るだけ傷が入らない素材の紐やクリップを使用して支柱へ添わせる事が必要です。

ミニトマトは上へ延びる植物ですので上手くコントロールして栽培する必要が有りますが、基本的にミニトマトの実は全て同じ方向へできる為、実が太陽の光を浴びる事ができるよう支柱を利用して方向をコントロールしましょう。

植木鉢であれば鉢を回す事でいつでも方向を変える事ができますので、その時の天気や環境に応じて調整しましょう。

大きくなったらやる事

ミニトマトはどんどんと上に伸びて行きますが、伸ばし続けるとどこまでも伸びて行くため手入れし辛くなります。栄養分の循環効率も下がり実の付きも悪くなりがちですので、実が出来ている段が5~6段になったら、6段目の実の上の葉の段を2段分程残して一番上の主枝を摘芯(切除)しましょう。

成長をコントロールする事でより良い生育環境と作業性を保つ事ができます。

植え付け後の栽培方法とや収穫方法詳細記事はこちら

病害虫対策

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病害虫対策は無農薬栽培の場合お酢を使用する事がオススメです。お酢は昔から農業で使用されている天然素材の病害虫対策です。ほかにも様々な物がありますが、個人的には窒素バランスを整えてくれる作用もある為おすすめです。

お酢を使用した病害虫対策は害がないため、上て直ぐから始められますし収穫直前まで使用可能です。安心して利用できます。

農薬を使用する際は十分に注意して使用しましょう。残留濃度の関係から栽培期間に使えるタイミングが限られます。また、家庭用の殺虫剤は農作物に対して絶対に使用しないようにしましょう。かなり危険な行為です。

まとめ

  • 好みの品種を選ぶ
  • 成功率を上げるには苗から始める
  • 用意する道具のサイズを間違えない
  • 栽培方法の重要点を確り抑える
  • 病害虫対策は苗のうちから

ミニトマトの栽培は重要な点を抑えて取り組むと、比較的高い確率で成功する家庭菜園に適した農作物です。最初はちょっとした変化も見逃さないようしっかりと葉の裏側まで様子を見ましょう。

虫が付くときは葉の裏側からです。見えない日差しの当たらない所から侵食されていきますので、気が付くと遅い事が多いです。

それぞれ紹介した事は最低限の情報ですので、本格的に挑戦してみたい方は各リンク先から詳細を確認していただければ、追肥やわき芽摘みや野鳥対策など詳細に解説しています。ミニトマトの細かな品種や調理方法も紹介していますので、用途に合わせて好きな品種を好きな料理に使って楽しんで下さい。

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