「PCXにはあるのにN-MAXには左ポケットのフタが無い」と気になっている方は多いのではないでしょうか?
私も車両購入を迷うくらい気になっていましたし、N-MAX購入後以降も対策を考えていました。
ここでポイントになるのが、新型N-MAX既に海外での販売実績やアフターパーツマーケットが確立されていた点です。
ポケット無しでそのまま売れ続けている理由がアフターマーケット市場ある事に気が付きました。
自動車やバイクのパーツは比較的大型ですが、ポケットカバーなら軽量で簡単に樹脂成型出来ます。
という事は、現代の物づくりの拠点中国に答えはあるという事です。
この記事では、「N-MAXの左ポケットにフタを付けたい」という悩みの解決をする事ができます。
元貿易会社経営者であり、中国市場でバイヤー経歴もある私が上手な入手方法を紹介します。
ポケットカバー取り付けの必要性
まず、根本的にポケット全開状態ではシガー電源使用中など色々と不都合があります。
シガーの蓋は防水仕様ですが、基本的に雨の日はびしょ濡れになっても良い物しか収納出来ない事になります。
その時点で収納が一つ無いのと同じ状態になりますので、個人的にはそこは妥協出来ませんでした。
そもそもですが、ポケットの角度的にハンドルを全開で左右に切らないと使用できない車体設計にはなっています。
右は少しハンドル切れば蓋が見えますし、車体前方へ延びるポケットですので見えさえすれば何とか使えます。
スクーターなのに収納が少なくなる事は、さすがに妥協できません。
対策には輸入品を使用できる
記事最初にお話しした通り、N-MAXの日本発売は後発であり世界市場が非常に充実した状況でした。
アフターマーケット市場でも、中国のメーカーがたくさん世界市場向けにアフターパーツの輸出を行っていました。
私は発売して直ぐに車両購入しましたので、国内のインターネット販売市場には旧型N-MAXのアフターパーツしか取り扱いがありませんでした。
そこで、中国商社を確認した所、日本向けの輸出顧客をつかみに行っている動きが2社程確認出来ましたので、すぐに国内でアフターパーツも普及が進むと考えました。
特に、日常的に使用するフロントポケットの蓋は車両購買にも関わりかねない問題ですし、小スペース軽量なため在庫保管も送料も安く上がります。
転売ヤーが目を付ける商品の典型でしたので、態々直接海外取り寄せをせずに転売品か中国メーカー直接出品する製品をアマゾンという保険を通して購入する事にしました。
転売ヤーもセオリーでは、出荷前の検査などを中国国内の専門企業の委託します。
ただ、それでもメルカリやヤフオクとなると、売り逃げなどトラブルや不良品の時の現金での返金対応など考えると面倒だと感じました。
なので、直接中国メーカーがアマゾン出品するか、転売ヤーがお金かけて検品してくれた製品に更にアマゾンの即返金対応と製品代金返金保証の保険を掛ける事にしました。
結果的にメーカーがアマゾンに出品してくる方が早かったです。
3週間程張っているとアマゾンに出品されてきました。
お試ししてみるにも良い価格帯でしたので、さっそく購入してみました。
ポケットの基本実用スペックの確認
実際に購入して車体にポケットを取り付けして行きますが、その前に一度現状のフロントポケットの仕様確認をしておこうと思います。
元のスペックをまずは知る事が大切です。
変化を確認するには必須です。
左ポケットの主な役割
<N-MAX125の2020年モデルの左ポケットの役割>
- シガーソケットが付いている(防水キャップ仕様)
- 500mlのペットボトルが入るサイズ感(車体に対して垂直方向)
- 底には水抜き穴が少しだけある
ライバル社のPCXは両側に蓋が付いてあり、水の侵入等防ぐ仕様になっていました。
蓋が無いと気軽に使用出来て便利な分、長距離移動や急な雨の際ににほぼ使用できない状態になってしまいます。
ペットボトル入れておくくらいしか雨の日は使えません。
駐輪場など使用される方は悪戯注意です。
簡単に物を出し入れできるので、ゴミを入れられやすいです。
また、蜂に巣をつくられやすい形状なので駐輪の場所も考慮する必要があります。
右ポケットの主な役割
<N-MAX125の2020年モデルの右ポケットの役割>
- 防水パッキンによる防水処理
- 車体に対して水平方向のポケット角度
- レバーロック機構のフタ
- 耐荷重3キロまで
右ポケットは防水パッキンで処理されていて、蓋もレバー式のロック機構になっています。
入りそうな物を確認してみました。
試しに入れてみた必需品 | 結果 |
---|---|
スマートホン(Xperia5) | ×(長さ不足) |
冬用手袋(プロテクター付き) | ×(全く入らない) |
眼鏡ケース(角張ったタイプ) | ×(全く入らない) |
眼鏡本体 | 〇(眼鏡単体なら調度) |
自分の使用しているエクスペリア5は奥行きが足りず入りませんでした。
途中で若干下方向へ曲がっている奥行きなので、長い物は入りません。
勿論ですが、ペットボトルも入りませんでした。
因みに、普通の眼鏡用四角のハードケースすら入らないので、バイクに乗る時に使用する眼鏡は直で入れるか別途鞄を用意して収納する等、かなり用途としては限られています。
あの小さなスペースで3キロは鉛玉で入れない限り大丈夫だと思います。
左ポケット取り付け
実際に届いた商品を取り付けてみました。
びっくりするほどフィッティング完璧でした。
本体をポケットの入り口に「パッチン」と押し込んで確り爪をひっかけて固定する仕様です。
フタにはスプリングが内臓されており、中のシガーソケットから電源を取って使用しながらの走行でもフタがバタつく事も無く使用する事が可能です。
これで一安心です。
取り付け自体は、車体にポケット側の爪を押し込んで引っ掛けて固定する仕様でゴムパッキンなどは付いていません。
しかし、雨が降っても水が入る隙が無いくらい確りフィットしています。
もしフタを本体ごと外すには、樹脂製の内張はがしや保護テープを使用しないと車体がやられるくらい確りと取り付けできています。
シガーから電源取ってヒートアイテム使用してるときに雨が降っても走行中なら平気で使用続けられるようになりました。
因みに、私の場合日常的には使用し無い為、左側のポケットの中に防犯用のセキュリティーを取り付けています。
それでも余裕のあるかなり広いポケットになっているので、左側こそ本命ポケットのように感じます。
シート下収納広くて浅いので大して入らない車種ですので、小さなポケットでも確りと使える状態にしておきたかったので、今回の左ポケットのカバーはかなりいい買い物になりました。
まとめ
ポケットのフタは悪戯や汚れ、雨の日の使用を想定するとかなりメリットの多い製品になっています。
しかし、以下の使用方法の方は対象外です。
- 毎日ペットボトルなど入れて走行する(入れにくくなる)
- 必ずポケットを乗車前や乗車後に使用する(使用頻度が高いと面倒)
- 雨で濡れようが蜂が来ようが悪戯されようが関係ない(フタに価値を感じない人)
毎日ペットボトルや水筒を手軽にフロントポケットに入れて走れる事の方が重要な使用方法の方にはお勧め出来ません。
フタ自体90度までの開閉になりますので、入口のポケットのサイズの分少し狭くなります。
メリットを考えると、恐らく大半の方にはお勧め出来る製品であるとは思いますが、自身の利便性を最優先する方にはお勧めできません。
蓋がスプリングタイプじゃない物もあります。
スプリングタイプを自分は強くお勧めします。
フタを爪で掛けて閉めておくタイプは、後々の経年劣化や寒暖差の影響を受けやすく、結果的に蓋がちゃんと閉まらなくなり長く使用できない可能性が高いです。
今回取り付けた製品
今回実際に使用してみて、問題なく半年は使用出来ていますので私の実際に購入したAmazonの「Homyl」の製品に限ってはオススメ出来ます。
そのほかの製品は、使用していないため製品の質などは不明です。
現在ではN-MAX発売から時間が経過しており、それなりにアフターパーツも市場に出そろい始めていますので、掘り出し物を探してみるのも楽しいかもしれませんね。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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タンデムスタイルの単独取材記事と特集記事にて私やバイクチームのバイクライフについて複数ページで紹介いただきました。コミュニティの作り方やチームの運営、わたし個人のバイクライフについてもお話ししています。
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