2020年以降のモデルを購入し実際に手元に来たものの、N-MAXの収納力の無さにガッカリした方も多いのではないでしょうか。元々解っていたとはいえ、もう少し収納力あると思っていた方など。
私の場合はジェットヘルメットであれば入ると聞いていたので、フルフェイス派ですがジェットヘルメットを購入して用意していました。結果、少し閉まらない程度のレベルではなく、全くシートが閉まらないレベルでどの方向でヘルメットを収納しようとしても入りませんでした。
このスクーターとしての致命的な収納力の確保のためのキャリアとトップケースのマッチングの非常に良かった物で耐荷重が10キロレベルの物を紹介します。
耐荷重5キロのキャリアを多く見かけますが、大型のトップケースは単体で数キロあります。耐荷重5キロのキャリアではトップケースを取り付ける事は出来ますが、ケースの中に水筒程度の物しか中に入れられない事にないため、恐らく必要な役割を果たす事ができません。
N-MAXの車両本体の収納量を増やすには、トップケースを付けるか適法な牽引車を用意するしか方法はありません。簡単に積載量を増やすことの出来る、実際に私が使用しているトップケースとキャリアを紹介したいと思います。
実際にN-MAXを所有する私が実際に取り付けまで解説します。
省スペースなメットイン
フレームの構造やエンジンの大きさの影響でN-MAXのメットインスペースは非常に小さく使い勝手が悪いです。前述した通り用意していたヘルメットも使用する事ができませんでした。
以下、実際に試してみた結果を紹介します。
元々私は頭が大きい事もあり実際に手持ちのヘルメットで試してみた所、メットインにハーフヘルメットが1つギリギリ入るレベルのメットインスペースでした。
私が所有しているヘルメット9つ全5種類。
- フルフェイスヘルメット
- ジェットヘルメット
- オフロードヘルメット
- シールド付きセミハーフヘルメット
- ハーフヘルメット
一般的なヘルメットを全種類所有している為全て試しましたが全く入る気配はありませんでした。6歳の娘と妻のヘルメットも入りませんでした。
恐らく、頭囲50センチ台のSやSSサイズのヘルメットであれば大体入るのかとは思います。実際にフルフェイスがギリギリ入るというブログ記事も見かけましたので、特別小さなヘルメットはメットインに入るのかもしれません。
今回トップケースの取り付けを検討した切っ掛けは、子供とのタンデムツーリングに備えるためです。宿泊先までの荷物の持ち運びの問題などもあり、リアキャリアとトップケースを取り付ける事にしました。
メットインスペースには子供と私のカッパとシューズカバーと500mlのペットボトル2本とタオル程度しか入りませんでした。
前ポケットの収納力もほぼ無い
N-MAXは前ポケットも「くの字」に曲がった奥行きや蓋の無い形状のせいでまともに物を入れるという事ができません。
収納力を確保するには試行錯誤しましたが、一人の時はシートバッグかリュック。タンデムの時はシート下に1リットルの水筒2本とタオルや財布や眼鏡ケース程度が限界でした。
おすすめリアキャリアとトップケース
リアキャリア
リアキャリアは当初kijimaのキャリアを発注していましたが、翌日配送の無在庫販売の上に在庫切れだとお店の方から連絡がありましたので、旅の予定をキャンセルする方が費用が掛かってしまうため、思い切って海外製のキャリアを購入しましたが、大正解でした。
小傷程度はありますが、その分価格はkijimaの半分程度で済みましたし、相当頑丈な溶接と頑丈な作りです。タンデム用のバーも設置されており丁寧な作りですし、車両後退させる際にこのレバーが純正と違って相当使いやすく、車両の取り回しまで良くなりました。
≫小傷の例 ビフォー
わずかなかすり傷とプラスチック部品のカット漏れだけでしたので、タッチペンとハサミで簡単に綺麗に出来ました。
≫小傷の例 アフター
近くで凝視しないと解らないレベルになりました。使用したタッチペンは自宅のGP5(フィット)用のブラックカラーです。飛び出ているプラスチックの加工漏れもハサミでカットして全く気にならなくなりました。
トップケース
トップケースはkijima製の頑丈な物で、ベースキャリアとのロックも相当頑丈に出来ています。鍵を開錠している状態でなければ、キャリアのロック機構を解除できませんし、蓋のロックレバーも解除できない仕組みになっています。
リアキャリアとトップケース取り付け
純正キャリア取り外し
まずは純正キャリアを取り外す為に、シートを開けた状態にします。
固定ボルトの取り外し
シートを開けると、最後部にタンデムバーの取り付け用の銀色のボルトが4本見えますので、そのボルトを取り外します。
必要工具
取り外しは12番のソケットを延長してラチェットレンチで取り外しする事が可能です。反時計回りに回してください。
純正品キャリアはキャリアの表裏にゴムの緩衝材とセンタシャフトがタンデムバー事態に入っていますが、それらは取り外しても社外品キャリアに取り付ける事ができない専用品になります。私も試してみましたが、シャフトを抜いてばらせますがキャリアの取付穴が小さいため利用できませんでした。
純正のボルトはそのまま使用できますので、付属のボルトの耐久性をそこまで信用できない見た目でしたので、ボルトはちょうどいいサイズで丈夫な純正の物を4本全て使用しました。
社外品リアキャリア取り付け
元々ボルトが取り付けされていた場所に再度キャリアをあてがってボルトを仮止めし、最後に本締めします。
締め付けは締めてあったトルクと同じトルクで締め付けてキャリア取り付け完了です。
フレームへのキャリア干渉が気になる方がいらっしゃるようでしたら、緩衝材を用意されると良いかと思います。私はフレームやマフラーは初期の錆から錆転換剤を普段から使用しています。
純正ボルトもバッチリはまってくれていますので、安心できる合成です。つかんでゆすっても全くびくともしませんでした。これが耐荷重10キロの実力です。
ベースキャリア取り付け
必要な工具はプラスドライバーと10番のレンチです。
ベースキャリアの取り付けは非常に簡単です。先ほど取り付けしたリアキャリアに専用の取付穴がありますので、ハマる場所にしかハマりません。上記写真のプラスネジの場所を参考に取り付け位置を決めて下さい。そこにしか絶対にネジは入りません。
トップケース取り付け
写真の通りの場所にプラスネジを先に落としておくとそこから場所が動かなくなりますので作業しやすいです。
裏面に付属のワッシャーをかませ、プラスネジの方をナットへ締めこんでいきます。締めすぎてネジを壊さないように気を付けましょう。一旦4本全てのネジを仮止めしてください。最後にすべてのネジを締めますが、ナット側に簡単なロック機構が付いていますので、結構硬いです。そこを回しこんで締めると確り外れなくなりますし、さびにくくなります。
これでベースキャリアの取り付けも完了です。あとは説明書通り、トップケースをはめ込んで取り付けましょう。コツは、手前から滑り込ませてから、鍵の開いた状態でトップケースを下方向へ押し込むと「カチャン」と音が鳴って仮ロックされます。その後、鍵を差し込んでロックすると開錠ボタンで操作できなくなります。
ベースキャリア取り付けに用意されているサイズが合わない簡易キャリア用の取り付けフックは今回のリアキャリアには必要なかったため使用しませんでした。万が一違う車両で今後使用される可能性のある方は、別途保管するようにしましょう。
まとめ
N-MAXに追加の積載スペースが便利に使用するには必須になる事は今回お話した通り明白です。これまで私は格安キャリアやトップケースばかり使用してきましたが、今回導入したキャリアとトップケースを実際に使用してみて、全くの質の違いや作業性の良さを感じました。
なにより、作りが確りとしていますので物凄く安心です。N-MAX2020年以降のモデルを所有でキャリア選びに悩んでおられる方に今回のキャリアとトップケースをお勧めします。
ほかのメーカーの物と違って穴位置が合わずに穴あけ加工する事も補強加工する事も一切必要ありません。付く場所にしか付かない制度の高い製品の組み合わせとなっています。純正品と悩みましたが、汎用性など考えると、社外品を私は選びました。同じ理由で製品選びに迷われている方がいらっしゃるはずだと思いますので、この記事を機に悩みから解放されると嬉しいです。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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今回紹介したリアキャリアとトップケースです。ケース最大積載量、ケース重量、同乗者がキャリアに手を掛ける力を考えると、耐荷重10キロ程度は最低限必要ですので最適です。
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タンデムスタイルの単独取材記事と特集記事にて私やバイクチームのバイクライフについて複数ページで紹介いただきました。コミュニティの作り方やチームの運営、わたし個人のバイクライフについてもお話ししています。
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オシャレで高品質なバイクグッズはデグナーがオススメです。
私はタンデムスタイルの取材記事と特集記事でデグナー製品をお勧めしています。
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