節約をする中で固定費が非常に重要なウエイトを占めます。今回は4大支出と言われる「家・車・保険・学費」のうち、私の専門分野である車の維持にかかわる支出について車の専門家独自の視点で解説します。
重要なことは、小さな節約の積み重ねは疲弊してしまう為、大きな部分の節約から取り掛かる事が最も成果への近道です。一人暮らしの人であれば、節約したお金を自由に使えるようになるのでオススメです。
今回は3年間で約210万円の節約を継続して達成する方法を紹介します。生涯車を所有する期間を想定すると総額490万円以上の節約額になりますので、是非取り入れて節約生活を成功させてください。
まず具体的な数字から確認したい人は、「メンテナンスで節約できる費用」からまずはご確認ください。節約方法がが気になる方は前半部分の節約方法をご覧ください。
車の専門家であり節約好きの私が、5~15分程度の手入れで無駄な出費を抑える方法を具体的な数字で解説します。
コストカットできる部分で確り削減
今回紹介する車の維持費を削減する節約をはじめ、家庭の支出は知らないだけで様々な場所からお金が流れ出ている事が多いです。
知らないだけであったり、気付かなかっただけで実はよく調べると家計を圧迫している原因は沢山あります。実際の所は生活に掛かるお金と言うものはそれほど必要ない場合が多いです。
今回は女性でも簡単にできる時短節約を中心に解説していきます。
誰でもできる簡単メンテナンスで予防整備
バッテリー電圧維持で節約
チョイノリの多い方やたまにしか車両を動かさない方に必須なのは、バッテリー電圧の維持です。車のバッテリーはセキュリティーシステムの関係などから、昨今の車両は一週間ほどの放置で上がってしまいます。
車のバッテリーを定期的に充電する事で、バッテリー電圧の維持が可能となりバッテリー上がりをふせぎ長く使用する事が可能です。
フルオートで充電してくれるのでお勧めです。プラスとマイナスを付け間違っても問題ありません。自動識別で通電しない仕組みになっています。
車種やバッテリーの種類や電圧を自動識別して必要電圧で充電してくれるので、電気関係に苦手意識のある方でも安心して利用できます。私も使用していますが、安心して使用でき価格も安価なのでオススメです。
エアコン機能性維持で節約
エアコンガスの補充は暑さ対策には必須になりますし、メンテナンスは欠かさず行うべきですが業者に頼むと作業工賃が高額になります。
家庭で行う場合、数千円のガスとホースの購入費用だけで済みます。そのご車のエアコンの効きに応じてエアコンガスを補充する際もガス管の出費だけで済みます。
このゲージ付きホースは私も愛用しています。解りやすいレベルゲージなので、初心者にオススメです。2~3年に1回くらいのペースでエアコンの効きが悪くなってきたらたら補充します。15分程度の作業時間で節約につながるのでオススメ出来ます。
エアコンガスの補充ホースを利用する場合はホース内部のエアー抜きを行ってください。エアコンガス管内部に空気が混入し故障の原因にもなります。詳細記事より作業方法を確認ください。
熱交換器など内部機関のメンテナンス剤の投入により機械部分を健康に保つ事が可能になります。故障時に掛かる10万円程の出費を予防メンテナンスで防ぐことが可能です。こちらも15分程度で終わる簡単な作業です。
ハイブリッド車はメンテナンス剤の種類が異なりますので注意して下さい。ハイブリッド車が世に出てからかなりの時間が経っていますので、従来のガソリン車同様にメンテナンスが必要な車両が大半です。
機械部分の抵抗を減らし、劣化を防ぐため燃費向上や故障修理を防ぐ事ができるのでオススメです。
メンテナンス剤の使用上注意点は、「ガソリン車・ハイブリッド車」を勘違いしない事。製品注意事項をよく読んで、自分の車両に合ったものを使用してください。ホースを使用しない場合はエアー抜きをせず本体を直接差し込んで使用できます。
ガス関連は女性には少しだけ敷居が高いかもしれませんので、頼れる方にお願いしてみると安心できると思います。
エアコンフィルター交換で健康的に節約
エアコンのフィルターは5分もあればだれでも交換出来ますが、交換工賃が5,000円程かかってしまいます。フィルターも好みの物を選ぶことができません。
好みのフィルターを選ぶメリットは価格が安く、アレルギー対策品や活性炭入りフィルターなど空気清浄機能を与える事ができます。
私はひどい花粉症ですが、自分の体に合わせてフィルターを選び交換したことで、アレルギー症状がやわらぎ、フィルターの異臭も取り除くことができました。
エアコンフィルターの異臭はカビが主な原因ですので、カビの菌をエアコンの送風口から吹き出させ続ける事で健康被害が出る事は説明するまでもありません。
カビは日常生活においても大敵ですので、空気清浄機と同じように車もフィルターの定期的なメンテナンスが必要です。
タイヤの空気圧管理で節約
タイヤの空気圧管理は非常に重要です。タイヤの空気圧の変化による燃費の悪化は年間2万6,000円にも上ります。
ガソリンスタンドで割引を受けるたり、アクセルワークを気にして運転しにくい思いをするより、燃費を改善して節約するには間違いなく盲点となっているのがタイヤの空気圧です。
また、空気圧低下状態のタイヤは摩耗が激しくなります。交換時期が早まる事でタイヤの種類にもよりますが約8万円程度のタイヤ代と1万円以上のタイヤ組み換え工賃が必要になります。
総額9万円の出費を大きく節約できるタイヤの空気圧管理は、ガソリンスタンドまで頼みに行く時間があれば自宅に安い空気入れを1つ所持しているだけで5分も掛からずに終わる作業です。
タイヤの空気圧管理は強くお勧めする節約方法です。
月に1回たったの5分で11万円節約できるのは非常に大きいですね!
タイヤの購入先見直しで節約
車は全ての部品が消耗品で構成されていますが、最も消耗するのはタイヤやブレーキといった摩擦抵抗で車をコントロールする部分です。
車のタイヤに関しては特に、地面に直接設置している上にハンドル操作や路面温度で24時間劣化が進むパーツです。先ほど紹介しましたが、車のタイヤは高額ですので約8万円程の出費と組み換え費用が必要になります。
組み換え費用は業者により異なりますが、タイヤは個人で準備する事が可能です。オンライン販売店からタイヤを個人で仕入れた場合、国内タイヤの販売価格の約半分の価格でタイヤを入手する事が可能になります。
いくら安く済むとはいえ、自宅に大きなタイヤが玄関に届くと邪魔になります。注文から取り付けまで業者任せで自分は何もせずに都合よく手頃な価格で済ませられると助かりますよね。
子育て家庭なら、家族で出かけたついでにそのままタイヤ交換してもらって、子供はキッズスペースで遊ばせて時間潰して、作業が終わったら家に帰るだけ。これが理想だと思います。
スマホから手続き後、予約日に自分で決めた最寄りのお店で取り付けしてもらえる、手ぶらで行って帰って節約できる方法を下のリンク先の記事で紹介しています。
子育て家庭こそ格安タイヤや、取り付けまで一貫したサービスの利用をお勧めします。
節約効果の小さな節約はしない
節約を続けるコツは細かすぎる部分は気にしない事です。遊興費や変化する投資の配当もそうですが、車も同じことです。
大きな出費が必要になる部分に気を配り、日常的な運転の仕方やガソリンスタンドの割引率が一番高い店舗探しなどが該当します。
いくら運転の仕方を変えたところで、道路を走っていると勾配や速度による空気抵抗で車へ掛かる負担は著しく変化します。車の中で運転していては解らない事を気にしていても仕方がありません。
ガソリンの割引率も同じく、割引を受けられていればそれでいいです。一番高い割引率を求めて精神と時間をすり減らすより、その時間を有効に使うい穏やかに過ごす方が余程自分の為になります。
大切なことは、無理する事無く続けることです!
個人でメンテナンスはしてはいけない場所
車のメンテナンスに関しては、どこでも自分でメンテナンスしてもいいわけではありません。走行に関わる危険が想定できる場所は自分で触らないようにしましょう。基本的に「走る・曲がる・止まる」に関わる場所は自動車整備士に任せましょう。節約できても他人や搭乗者の命の危険がある為避けるべきです。
法的に資格が無くても分解整備可能な場所であったとしても、安易にネット情報などを利用して触る事は危険に繋がります。下記の簡単な3項目に該当する部分は必ず自動車整備士に依頼するようにしましょう。
節約は続ける事が大切
ここまで紹介して来た節約は1つ5分~15分で終わる簡単なメンテナンスです。短時間作業で大きく節約する事ができる為、どのメンテナンスもお勧めしています。
ここからは、これまで紹介して来たメンテナンスによりどれくらいの費用を節約する事ができるのか、具体的に数字で見て行きたいと思います。
メンテナンスで節約できる費用
各項目ごとに具体的な節約金額や必要金額を紹介します。今後のメンテナンスの必要性や破損時に発生する費用の参考にしてください。
メンテナンスしない事で必ず故障は発生します。車検は車検項目に対しての検査しか行いません。極端な場合、激しく劣化していても故障していなければ車検に通ります。車検に通すだけであれば、何もせずに検査を受けるだけでも通ります。
食品と同じで、賞味期限が切れても直ぐにカビが生える訳ではありませんし、店頭に期限に問題ない製品と一緒に並べておいても見た目では解りません。確りと賞味期限や品質を確認して初めて解ります。見て解る程の状態は既に大損害に繋がる危険性があります。
上記で説明した日々の点検とメンテナンスでどれくらいの出費を抑える事に繋がるのか、具体的な数字で紹介します。
部品交換工賃
各種工賃 | 各種料金 |
---|---|
エアコンガス補充 | 3,000円~5,000円 |
エアコンフィルター交換 | 2,000円~5,000円 |
合計 | 5,000円~10,000円 |
1回辺りの工賃は大した額に感じないと思いますが、ガソリンを入れるのと同じくらい簡単な作業に掛かる費用としては高いように感じます。時間単価5分5,000円の仕事をすると考えると、そんな仕事世の中にありません。それくらいインパクトのある節約です。
節約できる燃費
タイヤ内圧 | 年間節約額 |
---|---|
適正(13.0km/L) | 190,410円 |
30%減(12.4km/L) | 199,650円 ⇒ 適正と比べて+9,240円 |
60%減(11.4km/L) | 217,140円 ⇒ 適正と比べて+26,730円 |
日本自動車大学校で行われた実験結果です。空気圧の変化でこれだけ燃費が変わります。車種によって誤差はありますが、十分客観性のあるデータですので参考値となります。
月に1回空気を入れるだけで、最大26,730円の節約が可能です。手始めに空気入れを1つ新しく購入したとしても、2万円程おつりがくるだけの節約が可能です。
車を駐車する時に「少しハンドルが重い」と感じるようなら、かなり空気が減っている目安です。タイヤに空気を補充しましょう。
3年間で節約できる費用
節約科目 | 節約金額 |
---|---|
タイヤ(国産) | 86,000円 |
タイヤ組み換え工賃(大手カー用品店参考) | 11,660円 |
エアコンガス補充工賃(大手カー用品店参考) | 5,000円 |
エアコンフィルター交換(大手カー用品店参考) | 5,000円 |
エアコンフィルター(年間走行距離1万キロ/3回交換) | 2,000円×3回=6,000円 |
空気圧による燃費(内圧60%/26,730円×3年) | 80,190円 |
合計 | 213,850円 |
コツコツと続けることが大切ですので、まずは3年間続けてみましょう。たったの3年で21万円の節約が可能です。毎月の空気圧点検5分とエアコンガス補充3年に1回15分程行うだけで、これだけの節約が可能になります。
これを「大きな差と見るか、小さな差と見るか」は個人の感覚によりますが、少し考えてみて下さい。空気入れ3年月1回継続でトータル180分とフィルター交換5分とガス補充15分です。
トータル200分(3.3時間)で213,850円ですので、時間単価64,803円になります。タイヤは変摩耗せず短期間で交換する必要が無くなりますし、バッテリーも上がらない限り費用が掛からない上に充電中も放置するだけですので時間も取られません。
これだけのお金を1時間で稼げる一般の方がどれくらいいるか考えてみて下さい。この数字はそれなりに節約できていると言えるのではないでしょうか。
逆に紹介したメンテナンスを行っていない場合、ある程度まとまった出費の覚悟が必要になります。
生涯節約できる費用
項目 | 節約金額 |
---|---|
70年間コツコツ節約した場合 | 4,918,550円 |
車の生涯維持費(4,000万円/一般額) | 40,000,000円-4,918,550円=35,081,450円 |
一般的に生涯車の維持に必要な金額は3,500万円~4,000万円とされています。この場合、今回節約する事の出来る費用を差し引くと、約500万円の大きな節約を達成する事が可能にする事が解ります。
最低限のメンテナンスの重要性が良く分かると思います。新車のコンパクトカー3台分とバイク1台分の金額を節約する事が可能だと考えるとかなりの大金です。
基本メンテナンスせずに故障した時必要な費用
故障発生時に掛かる費用
発生項目 | 費用 |
---|---|
タイヤパンク/バースト(JAFロードサービス) | 24,650円 |
交換用新品タイヤ(国産タイヤネット仕入れ価格) | 45,000円 |
タイヤ組み換え工賃 | 11,660円 |
サスペンション損傷(新品交換) | 100,000円 |
サスペンション交換工賃 | 20,000円~30,000円 |
ブレーキホース損傷(新品交換) | 6,050円 |
ブレーキホース交換工賃 | 10,000円~20,000円 |
バッテリー上がり復旧(JAFロードサービス) | 9,000~12,000円 |
コンプレッサー故障(エアコンメンテナンス不足) | 50,000円~100,000円 |
合計 | 3,493,360円 |
今回紹介したメンテナンス箇所によく発生する故障事例を金額と共にまとめました。
金額が想定以上だと感じた方は多いと思いますが、特に高速道路などでタイヤをバーストさせてしまった場合、タイヤ内部のワイヤー類で車両のタイヤハウス内がボロボロになってしまいます。
時速100キロでワイヤーを打ち付ければ相当なダメージを車体に与える事は想像できると思います。一般道は歩行者や自転車やバイクなどの交通弱者が存在します。
街中でタイヤトラブルを起こしてしまった場合、街中でコントロールを失います。タイヤは使用期限がありますので、古いタイヤをいつまでも使用せずに適正な空気圧で適正なタイヤを使用しましょう。
国内メーカー大手住友ゴムのダンロップブランドにて行われた2022年度全国調査では5台に1台が整備不良状態のタイヤを装着していたようです。空気圧不足や偏摩耗が主な原因でした。
ロードサービスのJAFによる全国調査でも近年自動車の空気圧点検の頻度が極端に低くなっている事から、バーストの危険性に関するブリジストン技術センターでの実験結果も公開されています。
基本メンテナンスの必要性
本質的に私が伝えたい事は、発生する修理費用より安全意識の向上です。節約にもなりますが、基本的な車の維持に関わるメンテナンスを行う事で、結果的に安全な車社会づくりに繋がります。
家庭の負担となる費用を節約する取り組みが安全へと繋がれば一番いいと考えています。
コストカット出来ない費用
車の所持に掛かる費用の中で、唯一節約出来ないものが税金です。厳密には、小型の軽自動車などに乗り換えることで税金の金額を低くする事は可能ですが、金額のみしか考慮していないため現実的ではありません。
ここからは実際に登録車(普通車)に掛かる税金に関する金額を具体的にまとめて紹介します。
税金
車に掛かる税金は主に2種類に分別する事ができます。車の排気量ごとに掛かる税金と、車の重量に対してかかる税金が存在します。この2種類の税金をそれぞれ紹介します。
自動車税
排気量 | 金額 |
---|---|
1,000cc以下 | 25,000円 |
1,000cc超1,500cc | 1,500cc以下30,500円 |
1,500cc超2,000cc | 2,000cc以下36,000円 |
2,000cc超2,500cc | 2,500cc以下43,500円 |
2,500cc超3,000cc | 3,000cc以下50,000円 |
重量税は毎年4月1日に支払う税金です。
排気量により税額が異なる為、節約するには排気量を小さくする事をお勧めします。物理的に乗っている車の排気量を小さくすることは不可能ですが、排気量の小さな車両へ乗り換える事で可能となります。
重量税
車両重量 | エコカー(本則税率) | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
---|---|---|---|---|
~500kg以下 | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
~1,000kg以下 | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
~1,500kg以下 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
~2,000kg以下 | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
~2,500kg以下 | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
~3,000kg以下 | 30,000円 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
重量税は原則2年ごとの車検時に支払います。原則、エコカー免税適用車両は税額0円です。それ以外の車両はエコカーとエコカー以外に分かれ、車が古くなるにつれ重量税の税額が上昇します。
長く大切に乗る車程高額な税額となります。定期的に乗り換えて新しいモデルに乗り続ける事が税金面では安くなります。
税金総額と必要保険総額
項目 | 税額 | 合計額 |
---|---|---|
自動車税/重量税 | 2,520,000円+700,000円 | 3,220,000円 |
自賠責/自動車税/重量税 | 6,38,710円+2,520,000円+700,000円 | 3,858,710円 |
生涯普通車に乗り続けた場合、およそ380万円の支払い税額になります。途中乗り換えや車種変更により変わるとは思いますが、大体の相場感として把握して貰えればと思います。
大切なのは車を所有しているだけで、これだけの税金と強制加入保険にお金を支払わなければならないという事です。
これを当然と取るか、生涯的に節約しようと考えるかは人により変わります。しかし考えてみて下さい。メンテナンスをせずに適当に車を管理し、税金を払い続けた場合の総額は650万円を超えます。
何となく車を所有して何となく支払うにはかなり高額です。車の所有は慎重に、計画的に進める必要が有ります。
まとめ
今回紹介した節約につながる車のメンテナンス方法は5分~15分で完了するとても簡単なものが多いですので、是非一度試してもらえれば実際に難しくない事を理解してもらえるはずです。
そして、その簡単な作業で節約できる金額は生涯維持費350万円、トラブル発生時費用340万円ですので最大約700万円の節約効果を生み出します。
日々の取り組みにより車の安全性を確保する事で、実際にトラブルの発生による被害や出費を抑える効果がありますので、月に1回や年に1回の簡単なメンテナンスの積み重ねで上手な節約を続けてみてはいかがでしょうか。
節約の最終形態
ここまで紹介して来た、複雑な税制度やメンテナンスに掛かる時間や費用、車検時に掛かる高額な出費、車の乗り換えに必要となる費用を全てカットする方法があります。
それは、自身で車を持たない事です。
極端ではありますが、私は車からバイクと自転車へ乗り換えました。自宅にはキャッシュで買ったファミリーカーのハイブリッド車が1台だけです。
滋賀県の田舎暮らしですので車は必須だと思い込んでいましたが、1年間乗らずに生活してみたら案外平気でしたし、急ぐときはバイクがありますから困りません。手元に車が無い時に車を使う場合は、必要な時だけタクシーを利用します。
因みに、バイクの生涯維持費の合計額を紹介すると、2,055,200円(約200万円)で70年間利用可能です。自転車と徒歩であれば、ランニングコストは自転車の保険料だけで済みます。
雨の日は傘をさして徒歩で数キロ通勤と保育園送迎をし、晴れの日は自転車か徒歩で通勤し、急ぎの用事や距離のある場所へはバイクで行きます。バイクも大型のスクーターなので荷物も載るため買い物にも行けます。ガソリンは半年に1回程度の給油で済みます。
それでも雨の中傘さして濡れたり、カッパ着てバイクに乗るくらいなら生涯かけて4,000万円払うという人が世の中の大半です。その場合、最適手段として車のリースを受ける方法があります。
住宅をローンで購入するのはリスクを伴うため賃貸に住むという人は非常に多いと思います。
しかし、住宅と同じだけの費用が掛かるにも関わらす車はなぜかローンで購入します。これは一度の支払額が小さいため、家と比べるとそれほど高額ではないように錯覚してしまうからです。
≫月々の固定費を定額にする
私が車に乗る選択肢を選ぶうえで合理的だと考えるのはカーリースサービスを利用し、賃貸住宅のように月々の支払額を一定にし、まとまった出費を抑える方法です。
住宅をキャッシュで購入する人は少数派だと思います。それは金額が一度に払うには大きすぎるからです。
車はキャッシュで買うにもローンを組むにもそれなりに払える範囲の金額なので払ってしまいます。税金も住宅に比べて少額なので払えてしまうからです。
しかし、車も賃貸住宅のように税金を払うことも無く定額で利用でき、壊れたらリース会社に言って直してもらい、定期点検も賃貸のように利用者が負担する事も無く、契約期間が来たらそのまま継続するか新い車を探します。
既にそんな時代が来ています。これから車を持つのであれば間違いなく生涯必要な金額を毎月定額で分割して支払い、自身が車を所有しない方が負担が少なく気持ち的にも楽ですし、すぐに手放す事も出来ます。
気に入れば継続して利用すると良いですし、長年利用していると最後に所有権をリース会社から引き受ける事も可能です。
車を買って長く大切に乗っても課税額が大きくなりますし、維持費や修理費が掛かります。そんな悩みから解放される方がストレスフリーですし、身軽に転勤や単身赴任や生活変化に合わせた乗り換えにも対応する事ができます。
生涯家一軒分の資産を消耗品である車に投じるよりも、今ある車を節約して乗ったり自分に合ったカーライフを再度検討してみてはいかがでしょうか。
車の定額リースサービス詳細は定額ニコノリパックよりご確認ください。
最後まで読んでいただき有難うございました!
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節約方法の更に詳細はこちらの記事からご覧ください、関連法令や具体的な作業も紹介しています。
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